「なぜ君は絶望と闘えたのか」(門田隆将作)を読んだ。これは昨年の正月にお義母さんから貸していただいた本である。私の場合、人から貸してもらったものは、最初は愛着がわきにくい傾向がある。この本もその例に漏 [・・つづく]
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7つの習慣/スティーブン・R・コヴィー
「7つの習慣」(スティーブン・R・コヴィー作)を読んだ。この本とは何というか、偶然の出会いだな。実は、勤務先の当直室のベッドの書棚にたまたまあったもの。本の内容までは読んでいなかったが、冒頭の「はじめ [・・つづく]
ヘレンのもう、いや!/西川ヘレン
「ヘレンのもう、いや!」(西川ヘレン作)を読んだ。副題は「多重介護奮戦録」とある。これはお蝶夫人♪の蔵書。危機管理に余念のない彼女は、すでに将来の親の介護を視野に入れている。ちなみに、うちの両家の親は [・・つづく]
MW(ムウ)/手塚治虫
「MW(ムウ)」(手塚治虫作)を読んだ。本作の一番の特色は「あの手塚治虫先生が、悪のヒーローを描いている」ということ。「鉄腕アトム」とか「ジャングル大帝」とか「リボンの騎士」なんかが想起される手塚先生 [・・つづく]
海馬/池谷裕二、糸井重里
自治会長の仕事が忙しく、更新できませんでした。その詳細については、また後日「近況」としてBlogに書きます。大変ですが、すごく自分のためにはなっているようです。さて本題に入って・・「海馬」(池谷裕二、 [・・つづく]
ウェブ進化論/梅田望夫
「ウェブ進化論」(梅田望夫作)を読んだ。以前から気になっていた本で、ようやく読めた、という感じ。初刊から既に三年経過している。ひとことで言うと「ネット社会とそれを取り巻く人間の今後の展開」について、と [・・つづく]
斜陽(後)/太宰治
前回に引き続き「斜陽」から「かず子の道徳革命」というお題で語ってみる。この姉の生き様は、弟ほど簡単には書けない。設定としては、出戻り。一度流産して離婚した29歳。「恋も知らなかった。愛、さえ、わからな [・・つづく]
斜陽(前)/太宰治
「斜陽」(太宰治作)を再読した。本作は、高校生の時に一度読んでいる。例の夏休みの宿題→読書感想文を書くため。当時の本は何故かまだ手元に、しっかり日焼けして残っている。10代の当時と40代の現在の視点を [・・つづく]
ダンス・ダンス・ダンス(3)/村上春樹
引き続き「ダンス×3」について語る。最後は「『僕』のアイデンティティ」というお題で。冒頭で「僕」の現状が語られる。時は1983年の初春。四年半前、29歳で離婚し、友を失い、得体の知れない事件に巻き込ま [・・つづく]
ダンス・ダンス・ダンス(2)/村上春樹
前回に引き続き「ダンス×3」について語る。今回は「高度資本主義社会の愚劣さ」というお題で。「高度資本主義社会」という言葉は、紛れもなく本作のキーワードである。ここで重要な登場人物が「五反田くん」。「僕 [・・つづく]