近況をふたつ・・悪いやつと良いやつ

悪いやつから。出勤のJRで座れると、とても嬉しい。僕は腰が悪いので、ずっと立ちっぱなしはやはり避けたい。座れると、本も読めるしね。でも最近の出勤時のJRは、だいたい混んでいる。大津くらいで、なんとか座れるかな。

その日、電車がホームに入ってくる。動体視力それほどあるわけじゃないけど、車内の空席がチラホラ見えた! ええ?今日は栗東駅から座れるやつか? 二人座席の二人とも空席だったように見えたぞ! 電車のドアが開くなり、その「奇跡のような空席」に急行する。確かに「二人座席の二人とも空席」なのである。他にも一人席がふたつほど空いていたのが見えたが、やはり二人席の窓側をゲットするでしょう!

なんというラッキー! ちょっとテンション上がりつつ、音楽聴いてiPhoneのルーチン作業をする。iPhoneをいじりながら「待てよ?」となる。話がうますぎないか? そこそこ混んでいる車中で「二人座席の二人とも空席」というのは、やや奇異である。例えば、である。ホームレスみたいな汚い人が、この座席をずっと占拠していて、守山あたりで下車した。乗客はみなそれを知っているから、そこの座席には座らない・・という仮説。

でも僕は、どこか無為自然なところがある。「まあ、いいや」と本を取り出して、読み始める。大津くらいからだったろうか・・やっぱり、なんか臭うぞ。背中方面から「垢が腐ったような」臭いがする。やっぱり、ホームレスの仮説は正しかったのだ。でもすでに僕は、本に没入していた。そして京都に着く頃には、背中はすっかり「くっさーい」状態になっていた。午前の外来はずっと臭かった。でも、昼頃には慣れて、夕方には忘れていた。これぞ、無為自然なり。もちろん、帰って嫁に「バイキンマン」扱いされたのは言うまでもない。笑

次に良いやつ。さる7月21日にマンションが断水となった。その日はOff。断水となると、大変に困る。トイレが使えないのがつらい。主婦たる嫁はもっとつらい。こうした時、私たちはスパッと自宅をあきらめる。デイユースのホテル予約。京都駅八条口付近の、まあまあなホテルを確保した。ダイワロイネットホテル京都グランデという。楽天トラベルから入ると、僕の楽天ポイントで2500円くらい安くなった。当日、僕は栗東のジムで十分に汗を流してリフレッシュ後、昼過ぎに合流予定で。

そうだ、その夜はちゃんとしたもの食べようよ! ポルタとかじゃなくて、ちゃんとした食事しよう。夫婦水入らずである。和食がいいだろうな。ネットで検索していたが、ふと伊勢丹でなんかあったな?と野生の勘が働いた。「京都伊勢丹 和食」で検索すると「和久傳」という店が出てきた。これは高級そう〜f(^^;) でも、コースの値段をみると、まあそこそこである。ネット予約もできる。嫁に伝えると「そんな高いとこ、大丈夫?」と返ってきたが、そこは夫がゴチするでしょう。主婦は毎日が同じ繰り返しという地獄である。たまには別世界に来て、リフレッシュしたいでしょう。

さて、当日。ホテル自体は、和のテイストで素敵な部屋だと思った(デラックスツイン)。嫁は「もっと広いと思った」と言っていたが、まあこんなものだろう。コンビニ飯食って(夕に備えて粗食 w)、昼寝。午前ジムをすると、昼寝しにくいのだが、かぼすチューハイ(アルコール4%)を飲んだので、そこそこ眠れた。和久傳は18時半の予約。まだ時間があるので、マイナポイント第二弾の手続きをiPhoneでトライ。嫁はまだ寝ていたので、かなり迷惑だったかも(独り言多し)。すんません。あ、ポイントはちゃっかりゲットン。


ホテルで余裕かましていたら、すでに予約時刻間近。早足に伊勢丹へ向かう。はじめての和久傳。いやー、こういうとこですか。ピリッとした雰囲気で、板前さん?が一品一品運んでこられる。写真を撮ってもよかったんだけど、やっぱねー。こういうところで写真パチパチは、あまりにも無粋だと思うのよね。根っからの貧乏性なので、食べるのがチョー早い。夫婦で話したり、話さなかったり。二人とも、ちょい緊張していたかも。料理自体は、さすが和食の雄。ちょっとした意外性があったり、ぜんぜん飽きさせない。「紅花」というコース。個人的には「賀茂茄子と旬魚天ぷら」が美味しかったかな。魚の種類は忘れちゃった。ご飯までに、かなりお腹いっぱいになること請け合い。僕はお茶漬けをチョイス。まさかのデザート二種で、お抹茶で〆。いや、ほんとにお腹いっぱいになりました。

いちおう、嫁の誕生日プレゼントということで。日頃の繰り返し地獄のストレスを、ちょっとでもリセットできたようでよかったです。諭吉さんが二枚飛んで行ったので、ちょっと焦りましたが、、 まあ、大事な人が喜んでくれたので、僕も満足。嫁は自宅に着くなり、断水でたまっていた家事を、ブルドーザーのような豪腕で片付けていく。僕といえば、明日の仕事の準備を細々とするのみ。うちの嫁さんの底力には、いつも驚かされます。いつも、ありがとう。君がいなかったら、うちは全然まわらないよ。以上、近況をふたつ語りました。