人の死とは、哀しいものだろうか。あるいは、恐ろしいものだろうか。哲学者 三木清 の言葉を思い出す。 私はどんなに苦しんでいる病人にも死の瞬間には平和が来ることを目撃した。 50代半ばになり、人の死がい [・・つづく]
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小さな鳥・・「人間交差点」より
左翼と右翼。僕はどちらかと左なのかと思うのですが、わりと享楽主義的なところもあり、厳格な左ではあり得ない。中道という立派な思想もなく、結局「無党派層」なんだと思います。ま、結局、それほど政治に関心がな [・・つづく]
過去を持つ愛情・・「人間交差点」より
人は人と共に暮らし、絆を育んでいく。それら一つ一つのことに、それぞれの風景と時間と愛がある。愛を持つからこそ、過ぎ去っていく時間や風景が、その人の中で過去になっていく。人は愛を持てばこそ、老いていくこ [・・つづく]
殻の中・・「人間交差点」より
僕は人付き合いのよいタイプではない。ASDとかAPDとかあるし、会議や飲み会でワイワイやっていても、皆の流れについて行けてないことが多い。そうして、そういう状況は、つまらないと感じてしまう。それに対し [・・つづく]
「妻をめとらば/柳沢きみお 作」を読んで(2)
体調がもうひとつで、続き書けませんでした。今回は「#2 結婚という生活形態について考える」というお題で語ってみたい。柳沢きみおという漫画家は、個人的には「巨匠」と言って差し支えないと思っている。本作の [・・つづく]
「妻をめとらば/柳沢きみお 作」を読んで(1)
漫画でBlogのコーナーなんですが、今回は趣向を変えてみます。本作は、学生時代に愛読していた。当時は単純に面白おかしく読んでいたんだけど、アラフィフで再読すると、作者の「結婚に対する独特の見識」を垣間 [・・つづく]
別れ・・「女ともだち」より
「女ともだち」も、だいたい語り尽くしてしまった感があるのですが・・ ひとつ、かなり「深いやつ」が残っていました。女の中に棲む理不尽。これ女性みんながみんな、そうだとは言わないけど、わりと一般的にみられ [・・つづく]
平々凡々・・「浮浪雲」より
昨年5月にジョージ秋山が亡くなった。この「漫画でBlog」の題材にするには、なかなか難しいので敬遠していたんだけど、ひとつ「これはいい」というのが眠っていたので、やってみます。僕は「浮浪雲」をぜんぶ読 [・・つづく]
祖母のしつけ・・「人間交差点」より
老いには二種類あるような気がする。つまり、濁るのと、執着するのと。前者の典型は「呆け」であろうし、後者は「頑固」ということになる。老いは誰にもやってくる。「呆け」であろうが「頑固」であろうが、老人にリ [・・つづく]
アナウンサー・・「女ともだち」より
あけおめことよろ。新年一発目は、漫画でBlogで行ってみたいと思います。学生のころ、柴門さんのおっしゃるこの奇妙な心理ついて、まったく理解できなかった。でもアラフィフの現在、あながちなくもないのかな? [・・つづく]