全く眠れず、深夜に起きだして書斎へ。二時間くらいだろうか、HL中心に診断と治療、予後その他について調べた。焦燥感があった。次第に、自分の中で「リンパ腫(HL疑い)」に固まっていった。リンパ腫全般で「高 [・・つづく]
年: 2011年
近況・・不明熱の若年女性(1)
近況をひとつだけ。最近の総合内科での話をします。すごく強烈な体験だったし、今でもなお「もやもやしたもの」が心にうごめいている感じ。その、なんだろう・・やり切れなさというか、感情のうねりみたいなものを文 [・・つづく]
荘厳な残像・・「人間交差点」より
ひさびさに「漫画でBlog」コーナー! 短編漫画をネタにBlog書いてみる。今回は「人間交差点/矢島正雄作 弘兼憲史画」より「荘厳な残像」という作品を選ぶ。まずはあらすじから。 主人公「次郎」は、ミッ [・・つづく]
不倫と嘘について
ひさびさに、村上さんのQ&Aのコーナー! 今回も「そうだ、村上さんに聞いてみよう」から質疑応答を抜粋して、まるちょうなりに考えてみる。<質問>レストラン勤務の36歳の男性です。結婚して10年 [・・つづく]
近況
近況をみっつほど。ひとつめ。先月の20日に、山陰の京丹後市へ行ってきた。後輩のI先生を訪れる、恒例の一泊旅行。私は友達の少ない人なので、こうした縁を大切にする。毎年I先生の自宅(大きな家)に泊めてもら [・・つづく]
七番目の男(レキシントンの幽霊より)/村上春樹作
引き続き「レキシントンの幽霊/村上春樹作」より。このシリーズも今回で終り。最後は「七番目の男」をモチーフに語ります。この作品も、読んでから何とも言えぬ余韻が残った。前二作と同様、読むだけで過ぎてしまう [・・つづく]
沈黙(レキシントンの幽霊より)/村上春樹作
前回に引き続き「レキシントンの幽霊/村上春樹作」から、短編をネタに語ってみたい。今回は「沈黙」をチョイス。これも初め読んだとき、短編とは思えないメッセージ性、村上さん固有の重みのある「想い」を感じてし [・・つづく]
トニー滝谷(レキシントンの幽霊より)/村上春樹作
「レキシントンの幽霊」(村上春樹作)を読んだ。村上さんの短編って、はっきり言ってなめていた。「やっぱり村上春樹は、長編読んでなんぼでしょ?」みたいな。しかし、本作を読んで打ちのめされた。明らかに「読後 [・・つづく]
我々は、なぜ働くんだろう?(2)
前回からのつづきで「労働の意味って何だろう?」と題して、語ってみたい。ちょっと長文になりました。そのつもりで、どうかお付き合いください。さて、このテーマはもちろん、特に目新しいものではない。カール・マ [・・つづく]
我々は、なぜ働くんだろう?(1)
夏頃にtwitterから流れてきた、ひとつの文章に「心がざわざわする感じ」を抱いた。「ニートが揺るがす『勤労』の幻想」というBlog。読んだ後、ひどい違和感を感じ、もう一度読んで、その感情の核心が「嫌 [・・つづく]