異様な光景だった。80代の寝たきりのような女性がストレッチャーで診察室に入る。病院へは初診である。もちろん、家人の付き添いにて。先に整外科を受診されていた。整外科から当科へのコメントには「両足趾blu [・・つづく]
つづきを読む「ドライブ・マイ・カー/村上春樹 作」を再読して
濱口竜介監督の映画「ドライブ・マイ・カー」が話題である。カンヌでは脚本賞を受賞、アカデミー賞も作品賞を含む四部門にノミネート。村上春樹の短編集「女のいない男たち」より再構成された脚本になっている。僕の [・・つづく]
つづきを読む最近「失敗したなー」と反省する症例をふたつ(まるちょう診療録より)
ひとつめ。80代の男性で、ヘルパーさんと来院。主訴は一週前からの痰と発熱。熱は37℃〜38℃。胸部聴診で全肺野に湿性ラ音あり。ん? 喘息とか心不全? とりあえず、胸部レ線と心電図、採血しましょうか。 [・・つづく]
つづきを読む「大人になるためにはウソは必要である」という仮説について
「あすなろ白書/柴門ふみ作」は、まるちょうの愛してやまない漫画です。柴門さんが本作でいちばん言いたかったこと。それは「人がどのようにして大人になっていくのか」 まさにその過程を描きたかったんだと思う。 [・・つづく]
つづきを読む次回の色鉛筆画は、これでいこう!
コロナ禍で、昨年の医家芸術展は中止となりました。あれが九月。もうあれから半年たったんですね。光陰矢の如しとはこのことか。この半年、細々としたことがありました。どれも自分にとっては必要なことばかりで、そ [・・つづく]
つづきを読むM:i 😳「暗号を解読せよ!」
2021年3月のある朝。チョウサン・ハントはIMF(インポッシブル・ミッション・フォース)より一通の電報を受け取った。 おはよう、チョウ。さて、今回の指令だが、次の五つの暗号を解読してほしい。なに?分 [・・つづく]
つづきを読む泣ける動画ふたつ
以前にも言いましたが、WordPressの映像と音楽の親和性が高いこと。二月いっぱいは「映画コラム」「動画を語る」「音楽コラム」の過去Blog修正作業に没頭していました。いちおう、ひと通り作業しました [・・つづく]
つづきを読む白血球数30万というウソのような現実(まるちょう診療録より)
その日の外来は混雑していた。10時ごろ、50代の女性を診察した。主訴は左腹部の痛み。一週くらい前から。みぞおちも少し痛い。やや便秘気味。排便は不定期。とりあえず、腹部の触診をしてみる。左腹部全体に、弾 [・・つづく]
つづきを読むWordPress鞍替えの理由、そしていま没頭していること
昨年11月にlivedoorからWordPressに乗り換えた。その理由をまだ、説明していませんでした。いちばんはセキュリティの問題です。数年前くらい?から、livedoorが「誰かに乗っ取られている [・・つづく]
つづきを読むん?これは何の病気?→患者さんと顔を見合わす(まるちょう診療録より)
症状が乏しくて、診断を誤ることがある。もちろん、いつもうまくいく症例ばかりではないのですが、いわゆる「エアポケット」みたいな場所にハマってしまって、診断が遅れることがある。これはそんな、ちょっぴり心残 [・・つづく]
つづきを読む