手を尽くして診療した結果、思わぬ結果となる場合がある。50代の男性で、独身者。役所勤めでハードワーカー。僕の外来には、高血圧と心房細動、慢性腎臓病で通院されている。このAさんの高血圧は難治性で、腎臓内 [・・つづく]
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ほんまもんとフェイクの二例(まるちょう診療録より)
ひとつめ。90代女性。いつも高血圧で通院されている。ADLは車椅子、娘さんがいつも同伴される。お二人とも、いつも奥ゆかしいというか、礼儀正しいというか、最小限の挨拶と診察で、血圧のくすりを貰って帰られ [・・つづく]
ひどい薬疹がキタヨー!(まるちょう診療録より)
肝を冷やした症例だった。土曜日は皮膚科がやってない。だけど皮膚疾患でうちを受診する人が、わりといらっしゃる。多くの場合、採血して肝障害の有無をチェックして、大まかな外用剤をだしておく。「長引くようなら [・・つづく]
心不全のようで心不全でない?べんべん(まるちょう診療録より)
なんかビミョーな気分になった症例。総合内科でいちばん必要な能力は、ずばり「嗅覚」だと思っています。もちろん知識は必要。でも全ての検査ができない「総合内科という空間」で、どこまでイマジネーションを膨らま [・・つづく]
近況をみっつ
ひとつめ。さる5月11日は、17回目の結婚記念日だった。妻からはあれこれ言われるけれど、僕は「結婚記念日を大切にしたい派」です。まあ彼女は認めないだろうけどね。当日、起きてからずっと何もそのことに触れ [・・つづく]
近況・・コロナ禍 どうしてくれようか😟
新型コロナウイルス感染症。とうとう国から緊急事態宣言が発令され「えらいことになった・・」と呆然としている、というのはウソです。この「戦い」は長引きそうです。国は5月6日をいちおうの期限としているが、国 [・・つづく]
びっくりしたなぁ~、もー(まるちょう診療録より)
お待たせしました。ふたつめの「びっくらこいた症例」を語ります。50代の男性で、主訴は心窩部痛。一昨日に生ビール二杯と焼酎3合を飲んだ。昨日、胃が痛くなって夜中も眠れなかった。嘔気あり、発汗あり、熱なし [・・つづく]
びっくりしたなぁ~、もう。(まるちょう診療録より)
最近、ややクリティカルな症例をふたつ経験したので、Blogに記しておきます。T診療所を受診されて、ある程度の診断をして「うちでは対応できない」と、C病院へ転送して、真相が解ったときに「ええ? マジ? [・・つづく]
先入観って怖いね~、反省 (まるちょう診療録より)
たまに「この人、どうしたいんだろう?」という患者さんに遭遇することがある。要するに「何が困っているのか」を上手に伝えられない人。あるいは「何が問題点か」が分かっていても、次のステップに誘うことができな [・・つづく]
太陽が似合う男、説得され入院す(まるちょう診療録より)
この人は、いったいいつ頃から僕の外来に通うようになったのか。70代半ばの男性で、多弁多動で若々しい。60代前半くらいにしか見えない。舞台俳優のような、たとえば劇団四季の老年俳優だとしてもおかしくない。 [・・つづく]