近況・・コロナ禍 どうしてくれようか😟

新型コロナウイルス感染症。とうとう国から緊急事態宣言が発令され「えらいことになった・・」と呆然としている、というのはウソです。この「戦い」は長引きそうです。国は5月6日をいちおうの期限としているが、国民のほとんどは「それで終わりなわけがない」と思っている、、と思う。一ヶ月前の3月19日には、小池都知事は「オリンピック開催都市の長としては中止も無観客もありえない」と強気の言明をしていた。現在を鑑みたとき、直近一ヶ月のめまぐるしさには気が遠くなってしまう。

政治や経済のことは、あまり語るつもりはありません。医療、というか、自分の仕事について。3月中旬くらいに、咳と熱の50代女性が受診して、胸部CT撮ったら、両肺に斑状のすりガラス影が多発していて、腰を抜かしたわけです。その時はcovid-19についてちゃんと勉強しておらず、ちょっとパニックになりました。結局その方はマイコプラズマ肺炎という結論で、抗菌剤がよく効いたわけですが。T診療所は、CTをチェックできるのが強みです。一般的な診療所ではCTはないと思いますから。とにかくCTを勉強しました。それで発熱の患者さんを診るのにも、ちょっと余裕が出てきたかも。


パニックになったときの心理分析。まず、恐怖です。そしてそこから来る思考停止。今から思うと、滑稽なくらい恐れていた。こうした「原始的な恐怖」は、一般の方にも多いかもしれない。頭がロジックになりにくい人は、この「原始的な恐怖」にうちのめされるかもしれない。covid-19は、感染をコントロールできる疾患です。よく言われる「3密を避ける」「マスクの着用」「手洗い、うがい」。もし感染したとしても「八割は軽症」という統計。ロジカルに考えれば、パニックになる必要はない。

現在のところ、うちの診療所からはPCR陽性の患者さんは出ていません。たぶんこれから、陽性のケースは出てくると思いますが・・ なんども言いますが、至急の採血とCTができるのが大きい。ある程度の「ふるい分け」ができるので。一般の診療所で、熱と咳の患者さんを診るのは、相当に怖いと思います。でもそれで、大病院に丸投げして、H先生が怒ったりしているそうですが。今後、医師会レベルで地域PCRセンターなどを導入していく流れとなるか。実際のところ、そうでもしないと開業医の先生方は怖くて診れないと思う。診れないというか、そういう熱と咳の患者さんをどうさばいていいか分からないと思う。

いちばん避けなければならないのは、院内感染。スタッフが罹患してしまうと、診療所の機能がガクンと落ちてしまう。もちろん、感染するのは避けたいけど、その一方で「ほどほどに暴露して、コロナに対する抗体を身につけたい」という野望もあったりします。国民の抗体検査は、開始されたようだ。コロナウイルスは変異の多さで知られる。いったん治癒後、PCR再検で陽性化する現象もこのあたりに原因があるか。なかなかややこしい敵である。ん?コロナは敵なのか?

高山義浩先生曰く「ともあれ、封じ込めができなかった以上は、集団免疫率に到達することで終息します。新型コロナウイルスのR0は 1.4~2.5 と試算されていますから、日本に住んでる人の 29~60% が感染すれば終息に至ると理論上は考えられます」と。つまり「終息とは、共生である」ということ。コロナと共生できるようになるまで、どれだけの時間がかかるのか? あるいはどれだけの犠牲者が必要なのか? ため息しか出ないけど、それが専門家による冷徹なロジックです。まずは自分が感染しないこと。感染したら、職場にも家庭にも迷惑がかかる。油断をしないこと、そして、過度に恐れないこと。今、その「中庸」で戦っています。「共生」のときが訪れるまで、なんとか頑張ろうと思います。