最近、ややクリティカルな症例をふたつ経験したので、Blogに記しておきます。T診療所を受診されて、ある程度の診断をして「うちでは対応できない」と、C病院へ転送して、真相が解ったときに「ええ? マジ? [・・つづく]
カテゴリー: 医療関連
先入観って怖いね~、反省 (まるちょう診療録より)
たまに「この人、どうしたいんだろう?」という患者さんに遭遇することがある。要するに「何が困っているのか」を上手に伝えられない人。あるいは「何が問題点か」が分かっていても、次のステップに誘うことができな [・・つづく]
太陽が似合う男、説得され入院す(まるちょう診療録より)
この人は、いったいいつ頃から僕の外来に通うようになったのか。70代半ばの男性で、多弁多動で若々しい。60代前半くらいにしか見えない。舞台俳優のような、たとえば劇団四季の老年俳優だとしてもおかしくない。 [・・つづく]
うっかり八兵衛で誤診しちゃったよ!(まるちょう診療録より)
最近の失敗例をご紹介します。大事には至らなかったので、ご安心を。80代後半の女性。たしか娘さんが同伴されていたと思う。9月下旬に受診されたのだが、9月に入ってから、なにかしんどい。何もやる気がしない。 [・・つづく]
Nさんの葛藤を想う、そして無力感にうなだれる(まるちょう診療録より)
詮ない話ですが、聞いてやって下さい。70代女性で、高脂血症で通院していた。とても穏やかで「優等生的な」患者さんだった。尿潜血がいつも陽性になるので、たまに腹部エコーを実施する。健診のようなものだ。20 [・・つづく]
心筋梗塞は「災害」である?
9月14日(土)の総合内科外来。午前9時すぎ、開始早々にM看護師が診察室に飛び込んできた。「先生、胸痛の患者さんです! 心電図のオーダー下さい!」 僕は「ええ? そうなん?」みたいな感じでオーダーする [・・つづく]
生来健康のつもりが・・残念。。(まるちょう診療録より)
40代男性、調理師。性格は生真面目で、飲食店を10年くらい営んでおられる。すごい巨漢で、170cmの132kg。病院はほとんどかかったことなし。もちろん健診も受けたことなし。よく食べて、よく調理する。 [・・つづく]
外科じゃなくてウロか!(まるちょう診療録より)
前回の「まるちょう診療録」Blogが意外に好評だったみたいなので、図に乗ってもう一題やってみます。還暦近い女性で、近医泌尿器科からの紹介。主訴は左下腹部痛と左水腎症。実はその五日前にC病院の救急を受診 [・・つづく]
放射線技師さんのファインプレーの巻(まるちょう診療録より)
患者さんは60代の女性。ご主人と一緒に受診。主訴は「数日前からの右腹~背中にかけての痛み、違和感」。大きく息を吸ったり、寝返りすると痛い。咳はなし。本人様としては、腎臓が心配とのこと。右頚部痛もあった [・・つづく]
腹痛、嘔吐、下痢をくりかえす55歳女性
久々に、まるちょうの診療録Blogやってみます。聞いたことのない症状だったので、えらく戸惑ったのを覚えています。初診が6月16日。このときは若手の先生が診られた。訴えとしては「昨夜23時半の寝る前に、 [・・つづく]