患者さんが自分の症状を正確に医者に伝えるという技術は、簡単なようでわりと難しいと思っている。おそらくそこには「論理性」という要素が、大きく関わってくる。超高齢の方などは「自分がどういう症状で、どれだけ [・・つづく]
つづきを読む父との舞鶴ふたり旅→心筋梗塞。そして父は「平和の庭」へ向かう(2)
さて、23日の朝食の話に戻る。父が「ヨーグルトいるか?」というので、「いただくわ」と返す。父が冷蔵庫の扉を閉めようとした時、扉が父の左おでこにぶつかった。よく見ると、父の左眉の外側が1cmくらい皮膚が [・・つづく]
つづきを読む父との舞鶴ふたり旅→心筋梗塞。そして父は「平和の庭」へ向かう(1)
2025年2月6日4時51分、父は永遠の眠りにつきました。2024年11月29日に心筋梗塞を発症し、それから実に二ヶ月以上。結果論になるけど、父の希望した死に方ではなかった。父はもっと潔い死に方を望ん [・・つづく]
つづきを読む親族への手紙・・父の病状報告(2)
それから、父は精一杯頑張りました。12月1日(日)にECMO(人工心肺) 離脱。12月2日(月)にIMPELLA (心臓のポンプ機能補助)を抜去。12月4日(水)に人工呼吸器離脱。病院側のサポートも手 [・・つづく]
つづきを読む親族への手紙・・父の病状報告(1)
拝啓 突然のお手紙、なにとぞご容赦ください。私、CKの次男のMと申します。このたび、父の健康面について、どうしてもお伝えしたことがあり、この手紙を作成しております。自筆でなくワープロで失礼いたします。 [・・つづく]
つづきを読む近況・・父の急変とその後の「奇跡」について(2)
16時くらいだっただろうか。「搬送の準備が整ったので、ICU出入り口まで来てください」とNsが言った。それからICUの前で相当待った。20分以上? ICUの扉が開いたままで、Nsや若いDrが走り回って [・・つづく]
つづきを読む近況・・父の急変とその後の「奇跡」について(1)
11月29日(金)の出勤時。嵐山の紅葉のせいだろうか、JR嵯峨野線はぎゅうぎゅう詰めで、円町に着くころには、すでにクタクタになっていた。T診療所に向かって歩く途中で、93歳の父から着信があった。「体が [・・つづく]
つづきを読む腹痛に始まり、心臓も悪い、腎臓も悪い・・救命できるのか?(まるちょう診療録より)
超高齢で多臓器にわたり「何らかの危険」が含まれる場合、当然ながら救命の可能性は低くなる。今回の症例は、QQ車で患者さんを運ぶ途中で「やっぱり無理かもしれない」と思っていた。キーパーソンの娘さんが同乗、 [・・つづく]
つづきを読む僕の奥さんが直面している「苦難」について書きます(2)
現在、義父を世話するのは、ほぼ彼女ひとりである。彼女には弟さんがいるが、持病もあり、義父の世話をする余裕がほぼない。彼女の「ワンオペ」で、義父の介護はなんとか切り盛りされている。でも、、 義父は言うこ [・・つづく]
つづきを読む僕の奥さんが直面している「苦難」について書きます(1)
僕は元来が「唐変木な男おいどん」であり、鈍感で気の利かない野郎です。そしてこれは学生時代のころから変わりませんが、どこか「自分のことで精一杯」な心持ちがあるのです。ぜんぜん悪気はないけど、配偶者の苦労 [・・つづく]
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