近況(1)

近況ネタがたまっているので、二回に分けて書きます。今回はいつつほど。

ひとつめ。11月3日に私の両親が京都の向日市から車でやってきた。父79歳、母70歳。父は高齢ながら、まだまだ車は乗れる。今回は途中の目印の看板がなくなったりで、ちょっと心配だったけど、昼前にちゃんと到着した。来訪の目的は、父が栽培している菊を持ってくること。昨年は私が自治会長をしていた関係で、来訪を断った。だから二年ぶり。自分の両親を我が家に迎え入れるというのは、やはり嬉しいものである。到着後、とりあえず件の菊を設置して、その後はみなで昼食。お蝶夫人♪が寿司をとってくれた。吸い物、果物、お茶、コーヒー、菓子類など、お蝶夫人♪は完璧に嫁の仕事をしていた。母のながながした話もちゃんと聞き・・ ホント言うと、親が到着するまでは、竜虎の闘い(干支が母が辰、嫁が寅)とか言って、緊張していたんだけど、全くの杞憂だった。あれこれ話をして、両親は2時過ぎ帰路につく。嫁の活躍で、私の両親は上機嫌。ありがとう、わが妻よ。おかげで、穏やかなひとときを過ごせました。


ふたつめ。これってBlogでは書きにくい事項なんだけど、曖昧に書きますね。ずばり年金について。とある個人年金に入っていたんだけど、思い切って脱退しました。だんだん65歳からの年金支給予定額が減ってくるし、これから少子高齢化が進んで20年後、年金システムがちゃんと機能しているかどうかなんて、全く保証がないのです。私が65歳の頃って「年金暮らし」というパラダイムが崩壊しているんじゃないか?と、ある日の深夜にふと思ったわけ。その翌日、お蝶夫人♪といろいろ議論して、彼女も最終的に同意→脱退希望の電話を入れる。この決断は、おそらく間違いではないと思っています。「年金で食う」というのは、おそらく古くなると思うで~

みっつめ。Blogで、映画「チルソクの夏」の感想を書いた。佐々部清監督は、私のような小市民のBlogもちゃんと読んで下さる、広い御心の持ち主である。今回も臆面もなく、監督の公式HPの掲示板に書き込んで、読んでいただいた。すると、短いコメントの後、ちょくちょく私のBlogを読んでいただいている旨、記してあって、これにはすごく嬉しくなった。どうも監督のコメントの文脈では、私のBlog「アマデウス/ミロス・フォアマン監督」を読んで下さっていたようなのね。これ、自分でも「よく書けた部類に入る」と思っていたBlogだったので、すごく嬉しかった。それにしても監督のような有名人の掲示板というのは、宣伝効果抜群である。だから、私のしていることは、悪く言うと「売名行為」という事になるのかもしれない。まぁでも、半年に一度のことだから。たまには小市民が、そうした夢を見せてもらってもいいんじゃないかと。でも、たくさんの佐々部監督ファンがいらっしゃる場所だから、礼を失することだけはないように。

よっつめ。11月4日のBlogで、私のBlogへ読売新聞の龍野晋一郎記者がコメント投稿されたことを書いたのだけど、その後、メールを出そうとしていて、うまく行ってなかった。でも、再度龍野記者から投稿あり、メール→今度は成功。その後、メールのやり取りが始まり、私も「龍野さん」とお呼びしている。こうして新聞記事の読者が、記者と直接情報交換できるのって、恵まれた立場なんだろうと、改めて感謝する次第です。正直申し上げて、初めは龍野記者の体調が心配で、少しでも役に立てたら・・という意識だったんだけど、最近では龍野記者の双極性障害に関する知識を教えていただくようなスタンスになっている。確かに、この病気に関しては、向こうは情報量としては遥かに上なのである。本の紹介とか、識者のこととか、その知識は当たり前だけど広い。本当に参考になる。こうした状況に対して、私としては本当に「望外の喜び」を味わっている。この繋がりが、なんとか永く続くことを希望します。そして、龍野記者の体調に対しても、少しでも力になれたら、と思う今日この頃です。

いつつめ。6月からお蝶夫人♪が、草津市内の病院の循環器科に通院している。いきさつはいろいろあるのだが、内科医として、あまりにも引っ張り過ぎではないかと思っていた。でも、私の体調不良などで同行できず、ずるずる来ていた。お蝶夫人♪本人も、この通院については、あまり気乗りじゃなかったし。11月15日にようやく同行ということになり、担当医に「一発がつんと言ったる」という気構えで臨んだ。診察前にお蝶夫人♪と「半年後再診を要求する」との事前工作。そして、診察。採血結果も、前回とそれほど変わりなし。そこで、担当医へ半年後再診の提案をする。担当医は生返事で、診察に移る。そして、診察の最後に出た言葉。「それじゃ次回は年明け頃に・・」→だから、半年後って言ったじゃないですか! 私とお蝶夫人♪と介助の看護師が口を揃える。要するに、その医師は再診に伴う「売り上げ」が欲しいのだ。まさに「医は算術」を地でいくやり方。「医は算術」であることは否定はしないが、「仁術」をなし崩しにした「算術」は、結局成功しないと思う。仁術と算術を両立することを、医療は常に努力しなければならない。結局「半年後再診」が認められ、それまで運動、食事療法に努めることとなる。めでたし、めでたし。算術に溺れた医師は、かくして敗北を味わうのだ。

以上、近況をいつつ記しました。