近況・・横浜家族旅行(その弐)

5月6日の朝。70階でバイキング形式の朝食サービスをしている。GW連休の最終日だったので、かなり混んでいる。バイキングの内容は、しっかり用意してあって感心した。確かにハードは古くなっているけど、こうしたサービスは老舗ホテルのプライドやね。十分に堪能した。さて、本日も快晴なり。予定IMG_0941としては、山下公園からマリンタワー、中華街。山下公園の前に、道に迷って国際客船ターミナルへ。ちょうど北欧の巨大客船「Norwegian Jewel」が停泊していた。その大きさが非日常すぎる。圧倒されつつ、写真をぱちりぱちり。貨物の搬入とか窓ふきなどのメンテナンス。強い日差しのなか、たくさんの見物人がおられた。ああいう船旅は、どれくらいカネがかかるんだろうね? などと自販機で飲み物買っていっぷく。

つづいて山下公園へ。僕の二大弱点である片頭痛と急な便意が同時にやってくるなど。売店みたいなIMG_0944ところでミネラルウォーターを買って、ロキソニン2錠投入、そしてトイレで脱糞。そうして、気分爽快なり。山下公園はけっこう人で賑わっていた。愛されている場所、という雰囲気かな。ずーっと歩いてマリンタワーへ。展望階からの眺めは、予想以上に素晴らしい。360度のパノラマなのがいい。


さてさて、本日のお目当てである中華街へ。大通りに面した門をくぐると・・すごい混雑! そうIMG_0948か、今日はGW最終日だったんだ。すごく甘くみていた。息子は行きたい店があるらしく、どんどん進む。とにかく人が多くて、僕なんかぼんやりしているから、迷子になりそうだった。中国人の客引きも多い。大盛況である。そんな中「景徳鎮」とIMG_0953いう看板がみえてきた。どうやら息子は麻婆豆腐を食うつもりらしい。本場四川風の麻婆豆腐である。満席だったが、ほどなくして店内へ。麻婆豆腐の他、担々麺、フカヒレあんかけご飯、点心をみっつ、など注文した。まず担々麺。悪くない、が・・ 特にサプライズもなし。辛味は強いかな。「本場はこんなものです」といわんばかりである。次にフカヒレ。これはうまい! こまやかな繊維質の食感が素晴らしい。が、しかし、バット。たぶん安いフカヒレだったからかな。歯間に線維がたくさん挟まって、数日ぐらい歯肉炎に苦しんだ。点心があるので、ノンアルコールビールも追加。やあ、美味しいなあ。ふと息子を見やると、どうも苦戦しているような様子である。麻婆豆腐が余っている。ちょっと食べていい?てな感じで麻婆豆腐を小皿にとっIMG_0952て口にする。ん? これは? 辛いよな? いや・・痛い、痺れる! そう本場四川風麻婆豆腐は、非常にしきいの高い食べ物だったのです。唐辛子の辛味もさることながら、山椒の舌をつきさすような痛み、痺れ。これは何かの罰ゲームなのでは? まさに「本場はこんなものです」といわんばかりである。景徳鎮さんは、まったくこちらに媚びない。陳建一的ソフィスティケートがまったくない。でも考えてみると、その方がより中国的なのかもね。ぶっきらぼうに「ほらこれ食えよ」みたいな。でも、美味しいか、美味しくないかで言えば、圧倒的に陳さんの麻婆豆腐が美味しいと思うんだけどな。陳さんの方が、しっかり勉強してはる。

以上のような、微妙な中華街体験のあと、ホテルに引き上げる。僕は例のごとく昼寝。起きると夕方五時半くらい。ちょっと散歩がてら、赤レンガ倉庫へてくてく。昨日よりも人は少ない。例により音楽を聴きながら、ずんずん進む。家族旅行は七年ぶりで、七年前って僕はFBをやってなかった。私のFB投稿にT診療所関係者が「いいね」されていたので、これはお土産が必要だなと思ったのだ。職場での人間IMG_0956関係は、おろそかにできないポイントである。どうせお土産を買うならば、ちゃんとしたところで吟味して買いたい。赤レンガ倉庫は、GW最終日の夜にかかわらず盛況だった。こんな人集まるか?という感嘆。海の向こうに「Norwegian Jewel」が見えたので、写真を少し。お土産は、人数とか大きさとか値段とか、しっかり吟味して買いました。5月8日にさっそくT診療所に持っていき、静かにNsお菓子置き場へ。

5月7日、最終日。あいにく空は雨模様。朝食バイキングは例のごとく素晴らしい。チェックアウトまで何するか? これが大問題。ホテルのフィットネス無料券が気になっていたが、結局使うことはなかった。ホントはすごく興味あったけど。帰りの新幹線が13時すぎだったので、桜木町駅近くで映画をみることも提案したが、お蝶夫人♪は却下。結局、10時頃チェックアウトして、クイーンズスクエアへ。しかし、これが11時にならないとショップが開店しないという罠。家族三人でぼーっとする図。11時から行動し始めるも、もうあまり時間もないし、特にどうということもなく・・ バタバタと帰路についたのでした。

総括。二泊三日の短い家族旅行でしたが、いい気分転換になったと思います。場所を変えるというのは、生活の流れを変えうるものだと思います。澱のように積み重なった、ここ数年間の疲労。それが全て取り払われるわけじゃないけど、ちょっとだけ目先は変わっただろう。またルーチンの日常が始まりますが、なんとか乗り越えていこう。祈りをこめつつ、旅行記を終わりたいと思います。