今月の5日にノラ・ジョーンズのコンサートに行ってきた。たいそう感動したので、ちょっとBlogに書き留めておきたい。まるちょうはノラの音楽は好きだけど、コアなファンを名乗るほどの自信はない。このコンサートの件があるので、急遽九月頃に、二枚のアルバム「The Fall」「Little Broken Hearts」を買い求めたくらいだし。ノラに限らず、私という人間は「盲目的に引き込まれる」ということが少ない。よく言えば、バランスがよい。悪く言えば、変に冷めているということになるか。だから、音楽の嗜好も「広く浅く」という風になりがちである。そんな「なんちゃってノラファン」が、どうしてチケットをゲットしたか。ずばり、たまたまチケットの先行販売の抽選の案内が来て、応募したら当たってしまったのだ。ノラって人気だから、もちろんダメもとだった。「え、まぢかよ、当たってもうた」・・全てはそこからスタートしたんだな、これが。
さて、コンサート当日。開演は19時なので、家を16時半頃に出る。場所はグランキューブ大阪(最寄りJR福島)。JR福島駅は初めてだったが、雑然とした都会の駅だった。まずは腹ごしらえ。過去の経験で、こうしたコンサートが結構エネルギーを消費することは、百も承知。まず吉野家が目に入るが、餃子の王将もあったので、そちらをチョイス。餃子はよくないと思い、結局ラーメンと焼飯を食べる。ノラの前に王将とは、なんちゅうオッサンな俺よw 腹ごしらえしてから、歩いて10分くらいで会場に到着。とても壮麗な建物で、ちょっと圧倒された。なんと五階がメインホールとのこと。五階にはすでに行列ができている。よくみると、限定グッズの行列。自称なんちゃってファンの私は、そうした混雑はもちろん無視。
さて、ひとつ楽しみにしていたことがあった。先行販売のチケットで「Cn列11番」と記されている。お、前から三列目かよ!みたいなドキドキ感やね。しか~し! 実際に会場に入ってみると一階席の一番後ろ。ステージの人物は、豆粒のように小さく見える(泣)。これにはがっくりきたね。さらに追い打ちをかけたのは、前座のバンド。19時すぎからステージに三人組のバンドが出てきて、30分程延々と演奏する。彼らはノラのバックバンドであり、どこかのタイミングでノラが出てくるとばかり思っていた。しかし、彼らは30分くらい演奏した後、あっさり引き揚げていく。そして場内アナウンス「これより20分間の休憩に入ります」と。場内からは「ええ~」という声にならないため息。まぢかよ、ノラ、腹でも壊したんちゃうか。ノラがノロ、、とか?しゃれにならんやん。まるちょうの焦燥感(大げさかw)は、次第にふくらんでいった。
さて開演から50分以上経過して、ようやくノラ登場。「キテクレテ、アリガト」のひとことから演奏開始。わりと淡々と歌い始める。その歌声は、特に体調不良を思わせない、例のスイート&スモーキー。ちょっと安心した。たしか、ノラを含めて五人編成だったように思う。ギター担当は、YouTubeで出てくるオッサンとは違う人だった。でも腕は確か。中盤で見事なソロを披露したし。コンサートの構成としては、徐々に盛り上がっていく感じ。
再確認したことがある。ノラの原点は、やはりなんといっても「ピアノ弾き語り」である。中盤でノラの純粋なピアノ弾き語りがあり、これには「うるうる」してしまった。たしか「Creepin’ In」だっけ? これ、本来は結構アップテンポな曲なんだけど、意図的にテンポを遅くしたアレンジで演奏していた(と思う。記憶違いならすんません)。他にもスタジオ録音とは違った解釈で演奏されている曲があって、「ライブならでは感」を満喫した次第。
最後は大いに盛り上がって、ステージいったん終了。アンコールは・・ちゃんとありました。これが泣けるんです。五人のメンバーが舞台中央の一本のスタンドマイクに寄り添うように集まって、こじんまりと「Sunrise」「Come Away With Me」を演奏。ノラはアコギだったと思う。キーボード担当はアコーディオンを弾いていた。この演出は素晴らしい。例えば「Happy Pills」のような、リズムセクションがガシガシやる楽曲よりも、あくまでもカントリーをベースとした「ほのぼの感」が、まるちょうは好きなんです。そのことをしかと再確認した。なんちゅうか「手作り感」が欲しいねん。そしてその「手作り感」が、ノラの歌声には一番マッチすると思うのね。最後、去り際に大きく腕を振っていたノラの姿が、すごく近くに感じられた。
このアンコール二曲でノックアウトされたオッサンは、半泣きで会場を後にしたのでした。ほんま、恥ずかしすぎてトイレまで顔を上げられんかったもん。ノラの歌声、恐るべし。45歳のオッサンの心をここまで高揚させるとは! 帰り道は寒かったんだろうが、胸熱すぎて、そんな晩秋の夜の寒さなんて、どこかに吹っ飛んじゃったよ。参ったな~、オレ45歳やぞ。以上、近況その壱として「Norah Jonesコンサートに行ってきた」を記しました。
こんにちは ちょっと一言良いですか? といいながら書き出してしまいましたが、前座のバンドなんて実は恐れ多くも前座なんていうと本当に失礼なんです。まあ英語ではオープニングアクトなどとよく言いますが 彼らは本当に良く来てくれたものなんです。ご存知のとおりノラちゃんはリトルウイリーズのボーカルというかまあ殆ど一緒にやっていただけのようですが、そのリトルウイリーズのギタリストなんです。超有名な人なんです。演奏しながらストリングのペグを締めたり緩めたりなんて普通できませんよね、なぜって演奏しながら元に戻すことが難しいからです。私は今回ノラちゃんのバンドにはもう超うんざりしたこともありまして、コンサートから帰ってからはジム・カンピロンゴに夢中です。ノラちゃんは前から10列目くらいにいけるなら別としてyoutubeやDVDで見てた方が良かったと思っています。でもジム・カンピロンゴはすごかったです。もう一回見たいと思いましたがとても札幌まではいけないのであきらめて毎日youtubeで爆音で聴いてます。
ちなみに私は57歳です。(笑)
>加藤健二さんへ
Blogへアクセスいただき、ありがとうございます。
すんません、世間知らずなもので・・
私はあくまでも、ノラのステージを楽しみにしていたので、
あの前座30分は、何が進行しているのか理解できず、
かなり不安な30分でした。だって、控え室でノラが
倒れて本日のコンサート中止なんてこともあり得たわけです。
どうか、コンサート慣れしてない人間の心理を、お察しください。
ジム・カンビロンゴといわれるんですね。
本文に書きましたが、私はノラ・ジョーンズのコアな
ファンではありません。だから、リトルウイリーズの絡んだ
アルバムも持っていません。でも、ノラの歌声は好きなんだから、
聴く権利はあるでしょ? 個人的には、一階席最後尾でも、
十二分に楽しめましたよ。
ギタリストされているんですね。
プロの目から見るノラと、素人の目から見るノラ。
これを比べるのは、あんまり意味がないと思います。
素人は、純粋に楽しめればよい。技術的なことはいいじゃないですか。
そう思いませんか? 確かに本文中で「たかが前座」扱いにしたことは、
お詫びいたします。プロが見て、すごい演奏なんでしょうね。了解です。
でもくどいようですが、僕はノラの歌声を聴きに行ったんです。
最後になりましたが、爆音で聴くのは騒音性難聴の恐れありです。
医師としての老婆心ながら、申し上げます。どうかご自愛ください。
まるちょうさんへ
おはようございます。
ちょっと変に伝わってしまったのでお詫びいたします。
文句を言ってる訳でも何でもありませんのでお許しください。
カンピロンゴを知っていただきたかっただけです。
それとギタリストでもありません、昔ベースはやっていましたが今はそうゆう才能のないことはやめました。
ノラちゃんはいろんな音楽がやってみたいらしいです。
最初の頃はもっとjazzやカントリー曲が多かったんです、リトルウイリーズもそのネームはウイリーネルソンのファンだからだそうです。ウイリーネルソンは例のカントリー親父ですから・・
ぜひこれ見てみてください。
楽しそうでしょう、ノラちゃんも最初の頃はジーンズに殆どノーメークで超素朴だったんですよ。
http://www.youtube.com/watch?v=GzHUYTa89rE&feature=related
お医者さんなんですか、私は昔若い頃電気工事で、いわゆる機や お分かりになりますか?ガチャンコガッチャンコうるさい 織物の工場ですよ。ちっちゃな町工場がいっぱいあって毎日のように仕事に行ってたんです。
そのせいでしょうか耳鳴りがします。
ずっと、いつもなんです寝ても覚めても、もう治らないでしょうね。
コンサートはピアノの弾き語りなどは不必要に音量が大きかったように思います。
今はネット仲間で四国やそこいら中にオーディオ仲間がいて、オーディオというより音響なんです、皆プロ用の機器ばかりで楽しんでいます。それで会場の音響もついつい厳しくなってしまいます(笑)
5年前に死に掛けてから好きなことばかり(でもないが)やっています。
それで、いまさら多少難聴になろうとも今を楽しめればいいんです(笑)
今後ともノラちゃんのファンでいてください。
ありがとうございました。
>加藤健二さんへ
文面から、いかにも強面の方かな?と思い、ちょっと身構えました(笑)。
二度目のポストで、ちょっと気がほぐれたと思います。
YouTubeの映像、拝見しました。いいですね~
「It’s Not You, It’s Me」素晴らしい。
こういう楽曲が、いちばんノラにあうと思うんです。
歌詞の内容がすごく気になったので、下記を参照しました。
http://www.youtube.com/watch?v=wNGVi6hV2YM
素敵なうたですね~ こういうの好きです。
いろんな音楽をやるのもいいですが、やはり自分の
「帰るべきところ」を忘れないで欲しいですね。
「It’s Not You, It’s Me」なんて、まさにそういう世界ですよね。
耳鳴りしますか?
でも、耳鳴りなら僕もしますので。ストレス性ですが(笑)。
音楽について、ちょっと語り合えて、嬉しかったです。
ノラの音楽は、これからももちろん聴き続けます。
リトルウイリーズのやつも、また聴いてみますね。
こちらこそ、ありがとうございました。
繰り返しになりますが、どうかお元気で。(^_^)
こんばんは もうひとつだけ お伝えさせてください。
http://www.youtube.com/watch?v=IquT_zm2O7M
これが、はじめて見たノラジョーンズでDVDも持っています。
今のノラジョーンズと決定的に違うのはスタイルもですが
そうゆうう事ではなくて 観客のほうを殆ど見ないということです。これが良いんです、いや、好きなんです。
で、このバンドがハンサムバンドです。
http://www.youtube.com/watch?v=C7KRaKaWptI
私の周りにノラジョーンズのファンは見当たらないのですが コンサート行ったら5千人近く観客が居て日本も結構広いなと思いました、うれしかったです。
こちらは ずっとファンのドリーパートンです。
こちらもぜひ聴いてみてください、お願いします。
この曲はホイットニーヒューストンですごくヒットしましたがドリーさんが作った曲です。
隣のおじさんの話をすると長くなるのでやめておきますが。
どうもありがとうございました。
http://www.youtube.com/watch?v=HzQ9j_Ek1ro
>加藤健二さんへ
確かに最新アルバムのコンセプトは、リスナーと向き合ってますね。
よりアグレッシブというか、挑発的(言い過ぎかな?)というか。
もちろん演出なんでしょうけどね。
僕も、加藤さんが推されるノラの方がずっと好きです。
あまりコテコテになると、素材のよさが失われると言いますか・・
ちょっと前にNHKのSONGSという番組で、ノラの特集をやってました。
そこでドリー・パートンが紹介されていました。ノラとの共演ですね。
ノラは彼女のことを「マイ・アイドル」と表現していました。
加藤さんからドリー・パートンを改めて紹介されて、
なんか世界が広がったような気がしました。
あの「ボディガード」で有名になったあのうたも、ドリー作でしたか。
うーん、と唸りました。本文に「カントリー」という言葉を使用しているわりに、
それほどカントリーに詳しくはないです。お恥ずかしい限りです。
私みたいな若造に、いろいろ教えていただき、ありがとうございました。
またいつか、いろいろ語り合える機会があるといいですね。
音楽の世界は広くて深い。今回、改めてそう感じた次第です。(^^)