美人画1を描き直したので見てください

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<画材>カリスマカラー(48色)、ステッドラー鉛筆(aquarell) 、修正ペン


時は9月初め。ひとつめの「美人画」をどうするか、悩んでいた。明らかに失敗の多い、悔いの残る出来栄えである。修正するにも、限度がある。展覧会までに一ヶ月ある、、 いちから描き直すというオプションはどうだろう? 経験的に、一度描いたものは、自分の中で方法論がある程度できあがっているので、わりと描きやすいものだ。よっしゃ、やってみるか。

このモチーフのキモとは? 優しさ、曖昧さ、甘さ、など。要するに「美人画2」とは対極的なのです。だから、色鉛筆を鋭く使ってはいけない。あくまで「鈍に」使うこと。筆圧を強くしてもダメだし、鉛筆を削りすぎてもダメ。眼の焦点はボケていること。キッと見るんじゃなくて、ぼんやり眺めている感じね。そうした要素から「癒し」がでてくる。

二回目を描いているうちに、そうした「キモ」が分かってきた。あと、下書きをいい加減にしないこと。初回は、かなりいい加減だった。下書きを自分なりに納得できるところまで「詰める」ことが重要。この段階で、そこそこ試行錯誤しておくと、あとが楽なんですね。

そうしてできた、美人画1(二回目)。いちからやり直して正解だったと思います。写真をモチーフにして描くのは、もう少し継続したいと思っています。今回の試行錯誤は、そのまま経験値となって、次回に生かされるでしょう。しつこいですが、医科芸術展のほう、よろしくお願いいたしますm(_ _)m

医家芸術展