近況をみっつ

ひとつめ。俺は買い物がめんどくさい人です。お洒落じゃないっていうのもあるけど、服が古くなってもあまり気にしない。いつも穿いてるジーンズなんて、2002年にNYCで買ったやつで、もうあちこちボロボロだけど、普通に穿いてる。問題になるのは、通勤に着ていくものだ。長袖シャツの首のまわりがドロドロ。私はけっこうな脂性で、とくに頭部から首にかけて脂がすごい。だましだまし着ていたが、さすがにこれはひどい。アラフィフが着るシャツではない。清潔感の「せ」の字もない。

淡いピンクとブルーのワイシャツである。伊勢丹で五年以上前に買ったやつだ。十年くらい前かもしれない。よく分からない。とにかく襟まわりがドロドロなのである。さすがに俺も重い腰を上げる。ある日、仕事帰りに京都駅八条口のユニクロに行ってみる。3000円くらいで、値段なりのシャツが積んである。「イマイチかな~」 やっぱユニクロって若い人がターゲットだし。アラフィフの通勤着にはちょっと。


別の日。意を決して伊勢丹へ。まずはお決まりの6F 大きいサイズ売り場へ。長袖シャツはあるけど、軒並み10000円超え。20000円するのもある。店員さんが寄ってきて、いろいろ薦めるも「うーん、予算がねぇ~」となる。自分の中では「シャツ二着で15000円ていど」だった。そこで初老の女店員さんが耳寄りな情報を教えてくれた。「今、10Fで処分市をやってます。男性用のシャツもでているはずですよ」

これはもう流れだ。10Fに行ってみると、すごい活気。ノリがすでにデパートではない。どこかのディスカウントストアである。探してみると、確かに長袖シャツは置いてあった。すごく雑然と。でも店員さんによると、どれもイタリア製とかで2~3万円するものらしい。それが5000円程度で投げ売りである。マジかよ。件のイタリア製長袖シャツを精査してみる。確かに生地は素晴らしい。大きさもXLで問題ない。ただ一つ、襟の形がヘンである。たぶん、この襟の形状が敬遠されたんだろうな。でも今は5000円で買える。買ったるわ。予算的に買えたので、三着ゲットした。レジもすごいおばちゃんの店員さんで、なんか和めた。「安いでしょ~」って言うたはった。包装の仕方とか紙袋とか、どれもテキトーで安い感じ。こういうの、嫌いじゃないよ。俺がへんてこな襟のシャツを着ていたら、それはイタリア製の売れ残りです。よろしくお願いします。

ふたつめ。55京都医報という雑誌があります。京都府医師会が発行する定期刊行誌なんだけど、ちょくちょく投稿して掲載してもらう。自分の文章がメディアを通じて拡散されるのは、ちょっとした快感である。だから、くどくなりすぎない程度に、京都医報さんに「こんな文章どうですか?」みたいに、打診できればいいかなと思っている。で、本題。きたる4月15日号に僕の文章が掲載されます。Twitterでちょっと予告みたいなのをしたので、まるちょうファン(いるのか?)はご存じかもしれない。ひとつサプライズがあるのですが、それは見てのお楽しみということで。僕なんかは「ええ~、それマジですか~!」と恐縮したんですが。ずばり保存版やな。楽しみに待っとけよ。~( ̄▽ ̄~)(~ ̄▽ ̄)~

みっつめ。殺伐とした毎日。変わり映えしない毎日に、トドメをさそう。ある日、夕食時に「そういえば、長いこと家族旅行いってないな~」という話になった。かれこれ七年くらいは行ってない。まあもちろん、カネがないのはその通りなのだが。それにしても疲弊しきったわが家よ! 空気を入れ換えよう!そう、なんと言っても空気だ。ドスト氏も「空気、空気、空気!」と書いていたな。話が抽象的でごめん。要するに、GWに家族旅行いくことになりました。場所は横浜。日本旅行でJAF割引。ホテルは67階(最上階)で二泊。たまにはこういうのもええやん。ここ数年、わが家は戦場だった。たまには息を抜こう。違った空気を吸って、癒やされよう。そうして、また前に踏み出そう。以上、近況をみっつ記しました。