近況ふたつ

ひとつめ。さる2月10日に中学時代のプチ同窓会がありました。京都駅前の「あかさき」という居酒屋さんなんですが、夕方から雨模様で店を探すのがつらい。かなりぐるぐる迷って、ようやくお店に到着。いわゆる隠れ家的な店なんですね。奥座敷に6人くらいすでにいはった。幹事はAくん。マメで責任感のつよい人だ。迷っている人を探しに行ったり、大変そう。

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今回は35年ぶりに再会したのが、FくんとSくん。どちらも「50代の貫禄」がにじみ出ている。Fくんは押し出しの強い感じ。Sくんはちょい悪で寡黙な感じ。当たり前なんだけど「しっかりと大人」だった。僕なんかは、まだ大人になりきれていない部分があるかも。先述のAくんも、同様に大人。しっかり成熟している。Fくんはツッコミ派なんだろうな、ボケである僕は結構ツッコまれた。ラグビーをされているという、たくましい息子さんの写真を見せていただいた。Sくんは中学時代、わりとやんちゃな少年だったけど、今は寡黙なダンディーである。麦焼酎のお湯割りかなにかを静かに飲まれていた。


僕は今回、二度目の参加なので、同窓会LINEに入会することにした。iPhone充電しといてよかった~ LINEってよく分かっていないので、また徐々に勉強しなければ。僕は一匹羊(羊年)なので、あまり人の集まりに加わることが少ないのです。仕事もフリーランスだし。孤独が~好きな俺さ~気にしないで~行っていいよ~ いきなりの寺尾聡すんません(ふるー)。話がそれました。人の輪に加わるのが苦手な自分ですが、こうやってLINEをすることで、ちょっと前進したのかな?と思っています。Sさん、ご指導ありがとうございます。

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途中、欠席していたYくんからLINEがどんどん流れてきた。なんでも娘さんが受験ということで、今回の同窓会は出席を控えたとか。ほんまは、めっちゃ参加したかったようだ。FaceTime?で娘さんにひとこと!とスマホが回ってきたが、僕はビール三杯のんで、なんだかよくわからない。頑張ってね~、と挨拶だけしておいた。受験、うまくいったかな?

N先生はFくんから、中学時代のことでいろいろ責められていたが、先生も若かったねん。勢いがあまって、ミスをすることもあったやろ。還暦すぎた人の昔のあやまちは、まあええやんか。酒の肴にするくらいで、あとは水に流そうや。Fくんもいい酒がのめたやろ。21時頃?N先生は遠方にて先に帰宅された(Aくんが見送り。お疲れさまでした)。

昔話に花が咲き・・ 結局、23時頃お開きとなる。俺とFさんはJRで栗東まで移動しないといけな10_180217_0002い。Fさんは、もうすでにお孫さんがいるそうだ。写真を見せてもらった。スゲーな。熱狂的な阪神ファンで、沖縄のキャンプも観に行ったそうだ。昨年は二位だったんだね(優勝は広島)。今年は金本さん、いい仕事しはるんちゃいますか~? 僕もかつて阪神ファンだったので、優勝すれば、ほんのり嬉しい。そんなことをJRの車中でFさんと語り合っていた。同窓会、二回目にして、各人の立ち位置など、ちょっと分かりかけてきたかな。Kさんの情報量の多さは、諜報員なみだと思った。スゲーのひと言。次回は春頃に集まるそうです。よろしくお願いします。



ふたつめ。2月12日に夫婦で高台寺に行った。我々は寺社仏閣に興味があるわけではない。高台寺の北書院で写真展があったのだ。「ROCK YOU 2018」と名付けられたこの写真展。コンセプトは「既存の音楽アルバムからインスパイアされ、オリジナルのアートを写真で表現する」というもの。実はうちの息子がこの写真展に参加していたのだ。

高台寺って、豊臣秀吉の妻だったねねさんにまつわるお寺なんですね。しらんかった。我々はゆっくりと坂を登って、北書院IMG_0912へ。たくさんの力作が展示されていた。セイリー育緒さんという方が、発起人のようである。うちの息子も大変にお世話になっているらしい。息子の作品は猿の親子の写真である。僕は写真の素人だけど、いい写真だな~と思った。セイリーさんご本人は不在だったが、作品としてはキース・ジャレットの「Death And The Flower」のジャケットを取りあげておられた。シブー! この音楽、あまりに重いテーマに見えて、過去に手に取ったはいいが、放置していた。俺も51歳やし、もう一度聴いてみるかなー、という気になった。ありがとう、セイリーさん。

高台寺から北上して、円山公園へ。お腹がすいたし、喉も渇いたので、喫茶店へ。ケーキセットをたのんで、いっぷく。なかなかうまかった。トイレも済ませて、八坂神社を通り、四条通へ。実は13時から和食のランチを予約していた。まだ時間があるので、四条通をブラブラ歩く。ブラブラはラブラブの類似形という都市伝説があるが(ほんまか)、なかなかラブラブだったかもしれない。あっちの店、こっちの店、俺ようわからんけど、女子はこういうの好きなんやな~、みたいな。あぶらとり紙の店とかね。

結局、定刻より20分早く「祇園 ゆやま」に到着。ここは昨年の三月にNくんの紹介で訪れた店。ランチが美味しかったので、いつかお蝶夫人♪と一緒に来れたらな~と思っていた。「一休」というサイトから申し込むと、3800円→3500円と、ちょっとお安くなる。そして味は太鼓判です。特に女子好みかもしれない。丁寧で細かい和の料理が、たーくさん盛り込んである。お蝶夫人♪は、表情ゆるみっぱなし。僕は料理のことは詳しくないけyuyama2_4ど、彼女は「つくる側の立場」から料理をみるからね。昨年は野郎二人で、そんな料理の深い話にはならんかった。彼女にとっては、いろいろヒントになる部分があったようだ。例えばマグロの刺身に山芋の千切りを添えるとかね。とにかく、和の研ぎ澄まされた仕事が、いくつも細かく詰め込んである。素晴らしい。

最初の盛り合わせみたいなので、けっこうお腹いっぱいになる。そうなると、あのケーキセットが余分だったな~、と思うも後悔先に立たず。かき餅揚げ、ご飯、デザート。デザートのラムレーズンアイスがメチャうまかった。これは手作りだそうで、わざわざ洋のものを持ってくるというのは、女性客を想定したメニューなのかな、と思った。本当にお腹いっぱい。ケーキ食うんじゃなかった。最後、ご主人が丁寧に挨拶され、こちらも美味しかったです、と挨拶してお別れした。いい人だな~

こういう気の利いた食事をした後は、とても気持ちがいい。夫婦ふたりで、地下鉄東山駅に向かい歩いた。たまには夫婦で出かけるのもいいね~ 「祇園 ゆやま」は、ちいさい店だけど、とても腕はいいです。Webで手軽に予約できるのもいい。なかなかよい一日でした。以上、長くなりましたが近況をふたつ記しました。