近況(ポジ)・・はじめてのふれんち「序」

先月の24日に、夫婦で本格フレンチを食べてきました。お蝶夫人♪の誕生日祝いです。(ネガ)のあとは、こうしたちょっと明るい近況を供したい。今回は「序」で、次回「本編」とします。

プレゼント。私はプレゼントというものが、すごく苦手です。普段それほど買い物しないし、モノへのこだわりも少ない。要するにセンスがないんだな。だから、お蝶夫人♪に誕生日プレゼントするとなると、いつも頭を悩ませてしまう。今年も気がついたら8月下旬。あれ~、どうしたもんかいな。われわれ夫婦のコンセンサスとしては「モノは要らない」ということ。宝飾品なんかはあまり欲しがらないし、私も全然わからん。カードとか花も要らないと。一番助かるのは「リフレッシュできる時間と空間」だというわけです。主婦というのは、繰り返し地獄。たまには「異次元のサプライズ」を味わいたい、というわけね。そりゃ、もっともです。

はっきり言って8月22日まで、白紙でした。そこへドンピシャな知らせが舞い込む。24日(日)の夕食に、息子が外食でいないというのだ。これはチャンスと思ったね。夫婦ふたりで粛々とカレーとか食べるよりは、ちょっと散財して美味しいもの食べた方がええやん。ちょうど誕生日プレゼントにもなるし。23日の夜に彼女に確認する。「それはとても助かるけど・・」との返事。よっしゃ、ここは夫の腕の見せ所じゃ。


まずはいつもよく使う「おいしい滋賀(Leaf Mook)」を調べる。うーん、いまいち分からんけど・・ 悩みつつ、「epices」という守山のフレンチをチョイス。ネットで検索してみる。すると、まず食べログが上位にくるのね。まず「3.07」という評価ポイントが目につく。「なんか、普通っぽいな・・」と、ちょっとテンション下がる。ふと右側の「周辺のお店ランキング」をみると、なんかダントツ一位の店があるぞ! 評価ポイントも「3.69」と飛び抜けて高い。そしてこれが結構だいじなポイントだけど、口コミ件数がこれまたダントツで多い。「ル・ゴーシュ・セキ」というフレンチなんだけど、なんと栗東の市役所付近にある。すごく交通の便が悪くて、地味な立地。商売には、まるで適さない場所だ。これぞいわゆる「隠れ家」ってやつですか。

ディナーのコースは8000円から。お値段も高級(でもちゃんとしたフレンチはこれくらいするよな)だけど、ここは奮発しないと。前日の夜8時なので、ダメもとで電話☞シェフ自ら電話に出られた! とても丁寧な対応で、こちらの好みや苦手な食材などチェックされ、では明日19時からお待ちしております、という具合に運ぶ。をを~! ええ感じやん! お蝶夫人♪に伝えると、ちょっと嬉しそうだった。ちゃんとしたフレンチは初めて。ホテルとかの「なんちゃってフレンチ」は、いただいたこともあるけど・・ そうそう、栗東駅前のフレンチ「オ○ラ」はランチ食ったことあるけど、全然だめ。ちゃんとしたディナーコースっていうのは、まったくの初めてだなぁ。

夫婦関係って、年月がたてばたつほど必要なものは・・ずばり「緊張感」である。だからこそ「知らないところへ食べ歩き」というのは、とてもいいことだと思う。やはり「ちょっと背伸び」くらいの気構えがいいと思う。ふたりとも「なんかそわそわ」くらいが、新鮮さを取り戻す秘訣なわけです。ユーミンのうたにもあるやん・・「二人で行った演奏会が始まる前の弦の響きのよう~♪(さざ波)」ってね。今回は、自宅から車で10分くらいの近場で「隠れ家的なフレンチ」を見つけられたので、ピッタシかんかん(ふるっ)。

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24日(日)は午前中、K診療所の健診外来。帰宅して仮眠☞ジムで筋トレなど、たっぷり汗を流す☞「ル・ゴーシュ・セキ」へ直行。時間の余裕がなく、地図のプリントとかしてへんわ! お蝶夫人♪が万事やっておいてくれた。おっしゃ、こうなったら勢いや! キメのポロシャツ(笑)着て、行ったるわ! その日は、あいにくの雨模様だった。市役所付近なんて、そうそう行かんしな。店の駐車場はないので、市役所横の有料駐車場へ。しかし、こんなところに、そんなフレンチの店があったんやな~、と二人して語る。まさに「灯台もと暗し」やな。さて、お店の玄関に到着。これがまた簡素で地味な玄関(写真はWebより)。あ、普通は「入り口」とか言うのかな? でも、そこはまさに「玄関」という感じだったのです。ぶらりと歩いていたら、これがフレンチの評判の店とは、誰も思うまい。それくらい「ふつ~」の外観です。

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おそるおそる、お店に入ると、厨房に立つシェフと給仕の男性が挨拶された。ちょっとそっけない?感じも受けたが、半個室みたいな部屋へ通される。今夜の客は二組。我々ともうひとつは、主婦三人の女子会みたい。リッチな女子会やな。どうも何かの施設?だったのを改装したような雰囲気で、初期投資はできるだけ控えて、という印象。2009年に開店だそうで、独自のHPはなく、まさに口コミで評判がひろがったとのこと。さて、次回「本編」で、料理について語りたいと思います。まさに異次元の美味しさでした。ヽ( ̄▽ ̄)ノ