近況その弐・・11回目の結婚記念日によせて

件の「近況その弐」アップしておきます。お蔵入りは、さすがに無念やし・・f(^^;)

5月11日が結婚記念日で、今年で11回目になります。3日の憲法記念日に、息子が友だちと車で小浜まで出るという。つまり、夫婦水入らずというわけだ。私はもともと、GWには印象派の美術展に行くつもりだった☞「光の賛歌 印象派展(京都文化博物館)」。お蝶夫人♪を誘ってみたら、初めはつれない返事。ご機嫌もななめ気味だったみたい。でもその後で、前向きな返事がきた。ひゃっほーヽ( ̄▽ ̄)ノ それじゃ、ついでにランチでも? 烏丸御池+イタリアンでググったら、二番目に「イル ポッツォ」という店がヒットする。HPを見ても、わりといい感じかな。早速、前日に予約の電話を入れておく。これ「早めの結婚記念祝い」みたいな位置づけでどうよ? あ、のろけてごめんなさい。

さて、当日。午前10時頃家を出る。夫婦水入らずで京都まで出るというのは、そうそうない。ちょっと浮かれたような気分で、JR山科☞地下鉄東西線で烏丸御池へ。京都文化博物館に入ってみると、二人しIMG_0171て仰天した。すごい行列なのだ。そりゃそうだな、今日はGW初日だし。。 でも、館内スタッフのみなさんは、とても接客上手。大勢の客を、どんどんさばいていく。しかし、印象派って、やっぱりすごい人気なんだな。最初は、風景画専門のシスレーから始まったんだけど、すっごい混雑!(>_<) 最前列は早々にあきらめて、やや遠巻きに鑑賞。そうそう、メガネもうっかりして「一番よく見えるやつ」を忘れてきた! でも・・印象派って、そうした「あいまいな見方」って、わりといいと思うんですよ。粗い筆のタッチを感じてしまう精細な見方よりも、全体像として「ぼんやりと」鑑賞するのって、印象派の絵画には相応しいような気がする。


個人的には、モネの睡蓮シリーズの「水面の微妙な色合い」が、すごいと思った。世界的名画としては、ルノワールの「ブージヴァルのダンス」が、今回観れてよかった。印象派って、なんでこんなに人気あるんだろう? やはり時代は「癒やし」を求めているからじゃないかな? 

実は最近、ふとしたきっかけで「イラストで読む 印象派の画家たち/杉全美帆子著」という本をゲットした。まだちょっとしか読めてないけど・・ これ、相当な労作ですよ。そして、すごく分かりやすくて面白い! よくこんなの作ったな。印象派に興味がある人は、ぜひオススメです。

印象派っていうのも、当時としては「それまでの絵画の流れを破壊する」動きだったのね。粗い筆のタッチが残るというのは、当時の権威からすると「タブー」だったわけです。でも・・当時の印象派の画家たちは、己の志を信じて「我が道を行った」わけです。19世紀半ばに、当時の権威からめったくそに叩かれた画風が、21世紀の現代に大人気という、この皮肉。歴史というのは、いつも後で評価が定まるんですね。

さて、文化博物館を出て、ふたり三条通りを西進。三条通って、活気がありますな~ ちょっと寄ってみたいような店があちこちにある。お蝶夫人♪が感心をよせたのが「伊右衛門サロン」。人だかりがするので「なにこれ?」みたいな感じで寄ってみると、伊右衛門だった。店内すごい混んでいたので、外からだけ。Webで見てみると、モーニングまでやってるんやね。すごー。なんかすごい人気スポットになっとるわ。他にも、京町屋風のフレンチとか、いかにも「美味そうなにおい」を発散しているスポット多数。すげーな。

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さて、件のイタリアン「イル ポッツォ」に到着。これも京町家を改造した店。人気があるようで、店内ほぼ満席。10分ほど待って、席に着く。pranzo Bを注文(1800円)。結論から言うと、かなり美味しいと思った。パスタは「カラスミのなんたら」を頼んだんだけど、肝心のカラスミは少なかったけど、ちょっとリッチなペペロンチーノという風情で、好感は持てた。俺は好きだな(と言いつつ写真撮るの忘れた)。フォカッチャ(イタリアンのパン)にも合うし。04前菜やデザートも「頑張ってる」感じ。若者五人くらいが、がっちりチームワークで仕事しておられました。

お蝶夫人♪は、毎日主婦をしている中、こうした「異次元の空間」に入ることが、一番の癒やしといいます。たっぷり満足して、ふたり帰路についたのでした。(実は調子づいて、五日のこどもの日にも、草津のイタリアンにディナー行った。でも、それは今回はカツアイでf(^^;) 美味しかったけど)

夫婦で食べ歩きというのは、最高の贅沢ではないだろうか。また機会があれば、いや、機会をつくって、食べ歩きに行きたいと思ったのでした。それにしても、三条通りはギミック多くてワクワクするな。例の京町家風のフレンチも、ネットでなかなか引っかからなかったけど、調べ上げた。いつか行ってみたいな~ 以上「11回目の結婚記念日によせて」と題して書いてみました。