それでは近況よっつめ。18日にジムで筋トレ中、ぎっくり腰に見舞われた。まるちょうという人は、年に一回あるかないかぐらいの頻度で、腰痛をやらかす。今回はわりと軽めだったんだけど、一度も整形外科でちゃんと診察を受けたことが無かったので、受診することに。結構うだうだしていたんだけど、良妻たるお蝶夫人♪のケツ叩きで、25日に受診。私としては、自分の腰椎のレ線を見てみたかった。そして、今後の運動(筋トレ、ヨーガ、ストレッチetc)についてアドバイスをもらおうと思っていた。
自分で言うのもなんだが、昔は腰には自信があった。今でも、筋トレで腰背筋と腹筋を鍛えているし、ヨーガも毎日朝晩やっている。そんな「俺様」が、なんで腰痛なの? その根拠の無い自信に、レ線の写真がとどめの一撃。整形外科の先生曰く、私の腰椎は前弯(前方へのそり)が著しい。したがって、腰椎の椎間板は、ほぼ三角形になっている。もともと無愛想な先生なのだが、なんか叱られてるみたいな感じだった。それはともかくとして、この椎間板の痛々しい形は、私の脳裏に深く焼き付いた。
まるちょうは、小さい頃から、お腹がぷっくり出て、お尻が突き出る体型。野球の野茂投手なんか、この体型だよね。上記の腰椎の「くせ」は、こうした体型の原因なんだな。そして、こうした「腰椎のくせ」を持つ人は、加齢にともない腰痛がひどくなるリスクを生来的に持っている。私の場合は、もともと腰回りの筋肉が十分にあり、40代までは腰痛が顕在化しなかったと考える。そう、手帳を調べてみると、2008年くらいから、ひどい腰痛が生じている。41歳の正月は、一ヶ月ほど腰痛がしつこく続いた。
結局、仕事の内容が全てデスクワークなのね。外来業務なんかは、長い時は6時間ほど座りっぱなし。帰ってもiMacの前で座りっぱなし。そうして愚鈍な私は、腰にひたすら負荷を与え続ける。「俺は腰が強いんだ」という、何の根拠も無い自信に「あぐら」をかいて。そう、今の今まであぐらをかいてました。でも、あの三角形の椎間板が教えてくれた。「その認識は間違っとる」と。まるちょうの腰は、もともと弱い形なんです。これから加齢とともに筋力が弱まると、どんどん腰痛はひどくなる。その一方で、仕事は変わることなくデスクワークだもんね。パソコン星人という性質も変わらないし。困ったもんだぜ。
そうして、いろいろ考えた。これからどうするか。筋トレで腰背筋と腹筋を鍛えるのは、そのまま継続。しかし、スクワットはいかん。現在50kgものバーベルを担いでやってるけれども、これはチェックを入れる必要がある。ジムのトレーナーさんと相談して、重さや腰の保護具などの検討をする。そして、毎日のヨーガの中に、腰の強化を意識したメニューを入れる。そこで目をつけたのが、デューク更家の提唱する「仙骨立て」(☞こちら参照)。この「骨盤環境を整える考え方」は、私にとってめちゃめちゃ重要だと睨んだ。これは理屈ではなく、直観。上記のWebの一番下にある「骨盤エクササイズ」が、かなりいいです(私はDVD観ながらやってます)。いわば「仙骨立て」の応用編だな。下記で紹介する「丹田」を、すごく意識させる運動。こいつはイタダキ(笑)。
さて、もうひとつ。Webで一番納得した記事が、こちら。ヨーガの観点から、上記の「仙骨立て」を説明している。仙骨と丹田、そして肛門との関係性。丹田とは「おへその下の、奥のほうの腹筋」という風に表現されている。そして「仙骨を立てる」という行為は、別な言い方をすると「息を吐きながら丹田で腰の板を押す」こと。というか、この行為は、腹式呼吸で息を吐きながらでなくては、できない。そしてそうすると「自動的に肛門が締まり、仙骨が立つ」。つまり、全て一連の動きなわけです。仙骨が立てば、骨盤環境は強固なものとなる。
さて、「仙骨を立てる」という意識を、生活の中に常に取り入れることで、何らかのブレイクスルーが生じるのではないか? 例えば、満員電車で立っているとき、心電図読影の合間、コンビニのレジ待ちで並んでいる時、電車を待っている時etc… ふとしたスキマ時間から、自分を変えることが出来たら、なんて素敵だろう。これから人生の後半に入っていくにあたり、「腰をめぐる問題意識」は、自分にとって極めて重要だと悟った。この「気づき」が、今回の一番の収穫だったと思う。レ線撮ってよかった!
以上、二回にわたり、近況をよっつ記しました。