肺がんかもしれない、と言われて

本日はBlogを書く予定にしてなかったんだけど、ちょっと吐き出しておきたい感情が胸の中に渦巻いているので、書いておきます。私は書くことにより、解放され癒される人です。どういう論調になるのか、自分でも予想できませんが、しばしお付き合いください。

15日の人間ドックにおいて、胸部レ線で右下肺野に結節状陰影を指摘されていた。私はその写真を見て「まぁ、シロだな」と感じた。ちょうど大胸筋の下部くらいで、おそらく乳首が写っているのだと思った。ドック当日の医師の面接では、だからそれほど動揺しなかった。でも、やっぱり気持ち悪いので、本日、二次健診として胸部CTを撮りに行ってきた。


さて、その結果は? 意外な展開となった。上記のレ線上の結節影は、やはりCTでは肺野に何も認められず、乳首との判断でよし。ただ・・別の病変が見つかった! 右肺の上部に小さなすりガラス状影が見つかったのだ。径4mm。その周囲に小さな気腫性変化あり、若干の散布影認める。呼吸器外来の医師が私に説明したのは、肺がんと単なる炎症と半々くらいということ。いや、ニュアンスとしては炎症の可能性の方が高いと言われていたかな? しかし、肺がんの可能性はゼロではない。言うなれば「超早期肺がん」ということになる。

性急な精査は、むしろ禁物。一番大事なのは、経過を見ること。10月24日に胸部CT再検の予約を入れて、帰ってきました。全く予想していない展開だったので、初めは実感が湧かなかったけど、じわじわボディーブローのように効いてきた。もちろん肺がんとしても「超早期」なので、死ぬことはまず無いと思う。でも、たとえ早期だとしても「肺がんかもしれない」と言われて、平然としていられる人はいないだろう。やっぱり嫌だよ、そんなの。ちなみに、喫煙歴は26歳から一日10本くらいを10年。がん家系でもないし、運動や食事、睡眠など、生活習慣には気をつけているつもり。正直「なんで?」という気持ちだった。

息子は10月半ばに大学受験。えらい時期に、えらいもんが見つかったもんやな。それもビミョーなやつ。この二ヶ月間、生殺しや。しかし、医師の立場では、日常的にこうした説明をする側に立ってるんだよな。こういうのは、患者側の立場になって初めてその辛さが分かる。「シロに近いグレー」というだけで、結構凹むもん。あまり大したことは言いません。この二ヶ月間、少しでもポジティブに、体調に気をつけて、淡々と日常を送りたいと思います。「もしも・・」と考え始めると、ホントにきりがない。正職員でないし、手術となると、その間無収入となる。家計に直撃だ。術後だって、そうそうすぐにはフル回転で働けないだろうし。考え始めると、どんどんマイナスに向かう。きりがない。

結局大事なのは、馬鹿になることだ。ものごとを詮索しすぎないこと。というか、ものがものだけに、詮索もしようがないけど。淡々と、あまり考えずに、日々を送ろうと思う。そうして、10月24日を迎えよう。二ヶ月したら、平静に自分の運命を受け容れる覚悟が仕上がっているかな? まるちょうとしては、是非そうありたい。二ヶ月後、成長した自分をちょっと期待しながら、でも若干弱気な心も持ちつつやね~ ・・複雑なオッサンじゃ。f(^^;)

というわけで、千々に乱れる(←おおげさ)心をBlogで吐き出してみました。乱筆御免。思うままに記しました。・・ちょっと楽になったかな?(苦笑)