減薬二ヶ月目、そして震災

まるろぐファン(いるのか?)のみなさま、ご無沙汰です。1月13日に抗うつ剤(アモキサン)減量後、約二ヶ月経過しました。この一ヶ月の経過としては、いちおう想定内。もちろんある程度の躁鬱の波はあり、それに加えてしつこい頭痛、耳鳴りなど。こうした症状は、もちろん不快だし忍耐も必要だけど、自分としてはあくまでも想定内。この調子で、今月中旬にはかなり回復ということでBlog書くつもりだった。

ところが、である。11日に件の東日本大震災勃発。これで完全にペースが崩れた。震災に全く無関心という態度で臨めば事態は違っただろうけど、そこは人情。どうしても被災者に対して少しでも力になれたら、という気持ちは起こる。情報源としては、テレビとツイッターとmixi。結局どれをフォローしていても、被災地への想い、もっと言えば「ある意味の焦燥感」が湧き起こる。被災地への共感が呼び起こす、この言い知れぬ疲弊感・・香山リカ先生が仰るには「共感疲労」という心理状態なのだそうだ。特にテレビの報道のあり方は、視聴者の心的な影響という観点で、今後検討される余地はあると思う。震災映像の繰り返し、知らぬ間に行われる「刷り込み」。今回の震災で、テレビの報道により「なんだか分からないけど、いつもはない疲れ」を感じた方は多いはず。もちろん、テレビ関係者も懸命にやっている。ステレオタイプな批判はしたくない。ただ、現実にそうした事象は起こっているわけで、今後改善の余地はあると思う。


現状では、ツイッターとmixiで被災者の医療相談の相手として登録してあり、自分なりに気を配っている状態です。こうしたメリハリの無い緊張状態からか、11日から体調は悪くなっている。具体的には、14日に中等度のぎっくり腰になったし、便通も悪い。定期的にやっている運動もできない。でも結局こんなん、被災者の悲惨さに比べたら、屁の突っ張りのようなもの。今回の震災の影響は、日本国民が急に背負わされた試練なのだ。私だけではないのである。

そんな中、14日に住宅ローンに関連したある案件が生じて、本日銀行に出向いて相談。結局三月下旬から四月上旬にかけて、Offはその「案件」で忙しくなりそう。したがって、被災地への「しんどい共感」は、今の自分の状態(減薬の影響下)では、最小限にすべきなんだと思う。とても情けないけど。結局のところ、目の前の仕事を粛々とこなし、家庭の事案をこなし、減薬の仕上げをちゃんとやりきること。そうして、まるちょうの周りの日常を確実にまわすこと。震災の影響で、関西の人間や家庭や社会が潰れてしまうようでは、本末転倒なのです。まず、自分が健全であること。そうした観点で、減薬仕上げのあと一ヶ月、乗り切っていきたいと思っています。

最後にひとこと。未曾有の大震災による混乱。この状況下で「あいつが悪い」だの「あいつは無能」だの「だから言わんこっちゃない」だの、そういう発言は止めて欲しい。政府も東電も自衛隊も、DMATも、各自治体も、警察も、それとマスコミも、あらゆる人、組織が頑張っている。枝野官房長官だけが、ツイッターなんかで持ち上げられているが、これもまるちょう的には違和感を覚える。今はみんなしんどいんです。助け合うべきなんです。一つのベクトルに収束するべきなんです。今は全てが想定外の状況の中、試行錯誤の連続で事象が進行している。いろいろ批判や嫌悪、反感などあるかと思うけど、できるだけいい知恵を出し合って、この国難を乗り越えられたらいいなと思う。極論すれば、根本的な反省は全てが終わってからでいい。ひとつになること。無力なまるちょうの願いです。祈りです。

減薬は順調に進んでいます。ただ、Blogの正式な再開はまだ先です。四月中旬になるかと思います。自分の中で「書きたい」という本当の意欲が生じなければ、たぶん書かない。どうか、気長に待って下さい。というか、ほんま、日本頑張れ!(ToT)