まるろぐファン(いるのか?)のみなさま、ご無沙汰しています。本日、抗うつ剤減量後、ちょうど一ヶ月経過です。現在の体調はそれほど悪くないものの、仕事以外の何かを楽しめるというほどではない。「本当にすべきこと」はできるけど、付加的な何かに没頭して楽しめるほどの意欲はない。だからこのBlogを書くのも、相当に迷った。それほど書きたくて書いてるわけじゃない。でも、やはり減薬一ヶ月目ということで、途中経過というのがあってもいいかと。
ざっと経過を記します。1月13日にアモキサンを5錠から4錠に減量。予定では10日後の23日(日)頃に、うつの大きな波がやってくるはずだった。しかし、大はずれ。おかしいな~と思っていると、27日(木)に大きな波が押し寄せてきた。その日はすごい過眠となり、日中に10時間半寝た。何もできない状態だけど、減薬の時はいつもこんなもの。一番しんどいのは、その直後の勤務日。28日(金)と29日(土)は、歯を食いしばって乗り切った。特に28日は午前と午後の業務があり、しんどかった。午前はQQ番。なんとか勢いでこなすが、午後の心電図読みはエネルギーが枯渇して、なかなか取りかかれない。1時間半ほど約500枚の心電図とにらめっこ。15時半になり、ようやく仕事開始。こうした時、歯磨きが意識状態をシフトさせる小道具になる。あれは不思議だね。どんより曇った意識が、歯磨きでクリアになり、意欲が出てくる。あれは絶対セロトニンが出てると思うんだけど。そうして、28日という「山場」を越えることができた。
29日の一般外来を無難にクリアして、30日、31日はオフなので、一件落着か?と思ったのも束の間。30日に余震のようなうつの第二波がやってきた。この日も過眠。この日も日中に10時間は寝た。翌31日は、もちろんうつだけど、前日より意欲はかなりまし。ジムで40分だけ低速で歩いた。これをしておくと、翌日からの仕事が全然違う。こうしてその後、躁鬱の波と身体症状としての頭痛に悩まされながら、なんとか今日に至る。以上、きつそうな感じで書きましたが、減薬の経過としてはこんなものです。大体想定内だったと思います。
うつの大きな波がきた翌日の勤務日は、出勤時に「今日は大きなミスがありませんように」と心の中で祈る。JR円町駅から診療所へ向かう途中、上記のような「祈り」を欠かさない。私はなんだかんだ言いながら、悪運の強い人間なんだろう。どんなに体調が悪くても、どこかで支えられ、手を差し伸べられてきたような気がする。医療という不確定な行為において「医師の体調の悪さ」というのは、どう考えても不利な条件である。医師は常に体調管理を怠ってはならない。理念としてこれは正しい。しかし同時に、医師は神様ではない。どこかに「弱い部分」を宿命的に持っている「人間」なのである。だから、祈る。それしかないねん。
私というやさぐれ医師は、これまで危うい場面は何度もあったけど、いつも「守られてきた」。私という不完全な医師を守って下さる全てのものに対して、感謝します。「自分が守られている」という感覚は、大事にすべきだと思う。謙虚に、その目に見えない力を、ずっと感じていたい。
さて、これからの見通し。冒頭に書いた通り、現状は「余暇を楽しむ」というほどの意欲は、まだまだありません。目の前の仕事を着実にこなしているのみ。仕事を離れると、心理状態としてはカオスです。でも、次第に理性的なベクトルができてくるはずです。3月になったら、かなりましだろうな。また気が向けば、Blog書きます。みなさん、お元気で。春、遠からじ。( ・__・)ノ””
40歳を越えてから、いろいろ考えることがあります。人を羨んでみたり、自分の幸せを確認してみたり。気力も体力も充実させたいですね。こういう時はサウナに入って水風呂を繰り返すと、セロトニンがいっぱい出て、スッとします。でも束の間ですけどね。また来ますね。
コメントありがとうございます!おひさですね。
そうそう、40歳って気力体力を充実させたいですよね。
いろいろ考えますが・・ やはり我が道を行くというのが
一番なような気もします。それはそれで難しいですけど。
サウナはセロトニンでそうですね。また試してみます。(^_^)