2010年回顧(後)

「2010年回顧」の続きで、後編行きます。項目を再掲しておきます。今日は大晦日。やることが多くて、校正などかなりいい加減です。誤字、脱字など、すみません、大目に見て下さい。

#4 Blogで自分の病気を公表したこと

#5 iPadの購入、音楽や書籍の電子化

#6 映画(DVD)のBlog作成が軌道に乗る


まずは#4から。8月15日のBlogで「双極性障害」のカミングアウトを行った。個人的には「今更・・」という感じもなきにしもあらず、なんだけど、ひとつだけBlogで表現したいことがあった。それは自分の正確な病名「双極2型障害」へ辿り着く道のりの長さ。発症してから、実にざっと15年である。Blog本文にも書いたけど、この間に変わった担当医五人のうち、その正確な病名を私に誰も告知してくれなかった。結局のところ私は、新聞の囲み記事から偶然それを知ったのである。その記事の筆者は読売新聞の龍野晋一郎記者。8月15日のBlogが縁で、今はメール交換する間柄になっている。「縁は異なもの」とよく言うけれど、私と龍野さんのめぐり逢いも、私がBlogで自分の病気を公表しなければ、成立しなかった関係。龍野さんとのメール交換は、大切にしたいと思っている。いろいろ学ぶところもあるし、同じ「双極2型」の戦友として、アドバイスや共感することもある。神様が与えて下さった「繋がり」に、心から感謝したいと思います。


さて、この病名カミングアウトでBlogの表現の幅が広がったのは間違いない。これまでぼんやり「体調が悪くてBlog書けなかった」とか言ってたのを「躁鬱の波が来て」という風に具体的に記述できる。その流れで言うと、1月中旬から抗うつ剤の減量をします。経験的には、それから三ヶ月くらいは躁鬱の波が激しくなると思う。今回、抗うつ剤を5錠から4錠に減らすんだけど、2007年に大失敗をしているのね。その時は、家族に大きな心配や迷惑をかけたし、私自身も辛かった。ひとことで言うと、夫婦の危機だったと言える。だからこそ、今回は念には念を入れて、万全を期して臨みたい。したがって、Blogも1月中旬から4月中旬?くらいまでは、基本的に休止したいと思います。月イチくらいで近況報告を書くかもしれない。家庭と仕事を持つ身として、失敗は許されないのです。と言いつつ、今回は07年に比べて仕事量も減らしているし、自信はあります。家族に支えられつつ、なんとか切り抜けたいと思っています。

次に#5。6月28日にiPadを購入した。当時大人気のこの電子端末、手に入るとは思っていなかった。ところがひょんな流れから、草津のキットカットへ在庫あるかどうかの電話を入れると「64GBのWi-Fi+3Gなら在庫あります」との返事。ええ?と一瞬目が点になる。夢のiPadが手に入るという、この現実感のなさ。その日は午前中に駅前一斉清掃があり、疲れていたはずだが、そんな現実の疲労感は一気に吹っ飛び、とりあえずキットカットへ向かうことに。当時、どのサイズのどの機種がいいとか、全然考えていなかった。上記の機種は最上位タイプ。そんないいやつ、使いこなせるのかな?という疑問はあったけど、実際にこの手に入るという興奮のほうが優った。店頭で在庫の状況をもう一度確認する。実際の支払いは20回の分割払い。だから、それほどの負担にはならない。何度も言うけど、電話回線とか64GBという大容量が必要なのかどうか、全然判断できなかったけど、えいっと購入してしまった。

購入当時は週末だけ通勤時に使用。やはり初めは満員電車で使う勇気がなかった。そして、使うのも音楽と柿木将棋のみ。電話回線とか大容量とか、大いに無駄遣いしていたんだけど、現在約半年経過して、iPadの使用状況もかなり変わってきた。ウィークデーもバンバン使っている。満員電車内でも、つり革につかまってiPad使っている。一番思うのは64GBにしておいてよかったということ。もうすでに半分くらい使ってるし。電話回線もそう。今は使いまくりである。やはり「大は小を兼ねる」とは、よく言ったもので。

さて、音楽はすでに電子化を終えている。手持ちのCDはすべてiMacに読み込み、CD自体はブックオフに売却。22000円くらいになった。収納スペースも生まれたし。いいことずくめなのである。そうして、現在は書籍の電子化に着手しようとしている。初期投資7万円は少し痛いけど、これは必要な投資と判断した。何と言っても、省スペースとiPadを電子書籍として活用する最良の方法である。2011年はこの書籍の電子化というのが、ひとつのテーマになると思う。高速スキャナの映像を下に載っけておきます。ちょっと画質が悪いけど。これで両面読んでるからね。

最後に#6。映画(DVD) のBlogを、今年はわりとたくさん書くことができた。一番のミソは、OSをバージョンアップしたこと。Snow Leopardにしたことで「Spaces」というソフトが標準で使えるようになる。これは、ひとつの画面を仮想的にいくつもの画面を使うようにできるソフト。これで、ひとつはワープロで文章を書いて、ひとつはDVDの映像を観る、もうひとつはWebで資料を検索して調べる、ということが可能になるわけ。映画(DVD)ネタでBlog書くのは、以前はかなり骨が折れて、けっこう気合いが必要だったのだが、この「Spaces」の登場のおかげで、相当に映画Blogが書きやすくなっている。2011年も、頑張って映画(DVD) ネタのBlogを書こうと思っています。

映画のBlogを書いて、一番思うこと。やはり、その作品に深く入っていける。本でもそうだけど、単に観る(読む)だけなのと、改めてBlogとして自分なりの観点でまとめるのは、その作品理解の点で、明らかな差が生じるように思う。本で言えば「多読(乱読)よりも精読」という言葉がある。この言葉は、年をとればとるほど重要な意味合いを持つのでないか。自分にとって必要な作品を、じっくり選んで、深く深く入っていく。映画や本のBlogを書くということは、そういう作業なのではないかと思っています。確かに大変なんだけど、書き終えた時の達成感、充実感は、何物にも代え難い。Blogって、ホントに俺向きのメディアなんだなと思う、今日この頃です。

以上「2010年回顧」として、二回にわたり記しました。みなさん、今年一年お世話になりました。来年も、どうかよろしくお願い申し上げます。よい年をお迎えください。( ・__・)ノ””