Think For Yourself+Drive My Car

Beatlesを語るコーナー! 細々と続いているこのコーナーですが、まるちょうなりの切り口で、またお気に入りの曲を語ってみたい。今回は「Think For Yourself」ともう一曲「Drive My Car」を取り上げる。

まずは「Think For Yourself」



これ、ずっとジョンの作品だと勘違いしていた。実はジョージ作なんだねぇ、なるほど。邦題は「嘘つき女」なんだけど、この邦題ってどうよ? ちょっと限定的に考え過ぎじゃないかと思うんだけど。「think for oneself」は調べてみると「自主的な心を持つ」という意味。


Do what you want do

And go where you’re going to

Think for yourself

‘Cause I won’t be there with you

好きなようにしろよ

行きたいところへ行けばいい

ただし、自分の面倒は自分でみろ

俺はもう助けてやらないぜ

だから、これって女に対してだけじゃなく、もっと一般的に人間の生きる道として考えてもいいと思うんだけど。「自分のケツは自分で拭く」これ常識。ジョージってかなり精神的な深みを持った人だったんだなぁ、と想像する。

Try thinking more, if just for your own sake

たとえ自分本意でもいい もう少し考えてみようよ
このフレーズは特によい。要するに「依存」は自分の頭を使わないことだ。依存からは何も生まれない。ジョージは、根っこではそれを言いたかったんだと思う。すごく哲学の匂いが漂う作品で、まるちょう好み。

次に「Drive My Car」



これもずっとジョンの作品だと思っていた。「しっとりと歌い上げる」というのがポールの印象なんだけど、こういう才能もちゃんと持っていたわけだ。とてもノリがよい。まるちょう的には「コンコン」とリズムを刻む音が心地よい。歌詞はごくたわいないものだけど、こうしたアップテンポな曲に、それほど深い思想は必要ないんだろう。

Beep, beep, beep, beep, yeah
この軽いけど印象的なフレーズは、ポールのアイデアとのこと。「Think For Yourself」と対照的に「意味など考えずにとりあえずのれ!」ってな感じか。例えばコンサートでこの曲を採用したら、聴衆はノリノリだろう。それを示す映像が↓

Wikiによると、どうも93年のポールのワールドツアーの時のものらしい。この楽曲には、やはり熱狂する聴衆が相応しいと思う。

以上、またまた独断と偏見でBeatlesを語ってしまいました。