近況

近況をいつつほど。

ひとつめ。最近、眼鏡の使用法について少し進歩があったので記しておきます。まるちょうは車の運転以外は、パソコン用の眼鏡で日常生活をこなしていた。でも、パソコン用の眼鏡は実際には全然見えていない。両眼合わせて0.5も無いと思う。そんな眼鏡で駅や診療所の廊下を歩くというのは、とても恐ろしいものがある。自分の前方にいる人物が誰なのか、皆目分からず歩くのだから。あちらはこちらに気付いていても、こちらは相当に接近しなければ、それが誰か判別できない。めちゃ失礼なわけ。例えば所長が歩いていたりするわけだし、そりゃもうヒヤヒヤして廊下を歩いていた。お蝶夫人♪の勧めで、電子カルテと心電図読影などの他は、できるだけ運転用の眼鏡を装着するようになった。ものがよく見通せるって、いいですね(笑)。


ふたつめ。まるちょうは、実によく鼻血を出す。昔、忙しい外来中に鼻血を出したことがあり、急いでティッシュを丸めて鼻の穴に突っ込んだ。そして受診者に「先生、お大事にしてくださいねぇ(笑)」と逆に言われる始末。ああいうのは、かなり情けない。最近は風呂上がりにやらかすことが多い。先日も自室で鼻血ブーで、急いでティッシュを丸めて鼻の穴へ。絨毯とか衣類とかに血が付くと、しみ抜きが大変。その時は「特に被害なし」を確認して、部屋を出た。しばらくして部屋に戻り、姿見を見てみると・・そこには一筋の血のしたたりが! 鼻血が一滴飛び散って、姿見にピチャリと付いたものと思われる。独りで馬鹿みたいにウケたのは言うまでもない。ある意味、神業だな。妙な爽快感があった。もちろんお蝶夫人♪は、笑いながらも「もー」と中性洗剤を差し出したが。

みっつめ。お蝶夫人♪に、音楽CDを焼いてプレゼントした。第四弾になると思う。今回は、青山テルマを中心にAI、宇多田ヒカルなどで構成。MONKEY MAJIKも一曲入れといた。青山テルマは、なかなかのアーティストだと思う。「DIARY」なんて、やっぱ女の子の根源的な願望なんじゃないかな? 共感する人は多かろう。今後楽しみな人である。

よっつめ。私は読売新聞の「医療ルネサンス」という囲み記事を、日頃から愛読している。これ、健診や総合内科の診療にも、かなり役に立っている。さて最近、皮膚がんの特集をしていた。私は内科医だから・・というのは一種の逃げ口上なんだけど、やはり自分の知識の薄さを再認識した。皮膚がんというのは、かなりゆっくりと発育するするもんなんだねぇ。10年くらいして、ようやくサイズが大きくなるケースもあるようだ。実は、私の左すねに径1cm程度の「できもの」が、たぶん5年以上前からある。特に痛くも痒くもなく、大きさも変わらないので放っていた。しかし、今回の読売の記事で「これは放っておいてはいかん」と意識を新たにしたわけ。具体的には「基底細胞がん」の疑い。とりあえず近所の皮膚科に行くと、ダーモスコピーで観察され「まだ癌にはなっていない」との判断。でも、やはり気持ち悪いので、切除してもらうことにした。手術日は来月11日の予定です。

いつつめ。23日はオフだったので、ダイゴの通う高校へお蝶夫人♪と一緒に参観してきた。参観と言っても、生徒と一緒に文部省選定の映画を鑑賞するだけ。でも、ダイゴの通う高校がどんなところか、あるいは生徒の雰囲気とか、できれば担任の先生にも顔合わせしておきたかった。映画は「夕凪の街 桜の国」というヒロシマ原爆を取り扱った作品。これが「文部省選定」にしては上出来の映画で、最後は少し泣いてしまった。可能なら、Blogで感想を書いてみたい。観賞後、担任の先生にお呼びがかかり、30分ほど面談。ダイゴの学校生活について、いろいろ意見交換することができた。高校を後にして、南草津駅前の和風イタリアンでランチ。ちょっぴり疲れたけど、有意義なオフでした。

以上、近況をいつつほど記しました。