Lucy In The Sky With Diamonds+Ticket To Ride

Beatlesを語るコーナー! 細々と続いているこのコーナーですが、まるちょうなりの切り口で、またお気に入りの曲を語ってみたい。今回は「Lucy In The Sky With Diamonds」ともう一曲「Ticket To Ride」を取り上げる。

まず「Lucy In The Sky With Diamonds」から。



実質的にジョンの作品。歌詞がとてもサイケデリックな印象を受ける。タイトルの単語の頭文字を並べると見事に「LSD」。またもやドラッグによるトリップの世界を描写した作品かと思うけど、ジョンは生涯にわたりそれを否定した。


息子のジュリアンが幼稚園から持ち帰った絵からインスパイアされたと言われる。例の「不思議の国のアリス」のイメージですね。ちなみにWikiによると「ルーシー」という女の子は実在の人物で、ジュリアンの約1歳年上だったとある。彼らはかなり仲が良かったようだ。そして、2005年に乳癌で亡くなったそうである。だから、ジョンが「ドラッグとは関係ない」と突っぱねたのは、やはり本当なのだろうと思う。まるちょう的には、LSDがらみだろうがなんだろうが、別に作品の価値には関係ないと思うけどね。リスナーに夢見心地の不可思議な世界を楽しませてくれる曲だと思う。

YouTubeでアニメの映像を見つけたんだけど、これはもろにLSDに関連づけて製作されている。わりとよくできていると思うが、ルーシーが知ったら、ちょっと悲しくなるかもしれない。

ふたつめは「Ticket To Ride」。YouTubeからの映像を付けておく。四人ともやる気ないない光線出まくり(笑)で、却って興味深い。

これも実質的にジョンの作品。こうしてみると「ジョンの才能ってすごいな~」と思わざるを得ない。Beatlesのスタンダードだけど、発表当時としては、かなり進歩的な内容で、ジョン曰く「元祖ヘヴィメタル」。この作品にそんな側面があったんだと、調べてみて意外に思った。やはりこの曲はカーペンターズのカヴァーが有名だし、あれはとても角が取れて優美な曲調になっている。原曲は、ギンギンのロックだったんだね。少なくともBeatlesのメンバーの心の中では。

念のため、カーペンターズのカヴァーをどうぞ。



以上、今回もまるちょうの独断と偏見でBeatlesを語ってみました。