Hey Jude

Beatlesを語るコーナー! まるちょうなりの切り口で、また語ってみたいと思います。今回は「Hey Jude」を取り上げてみる。

「Hey Jude」



これはまるちょうのお気に入りで、カラオケで気持ちよく歌えるうたです。ただ難点は、最後の「Na Na Na・・」の部分が長すぎる。周りがしらけてくるので、途中でキャンセルボタンを押さざるを得ない。

そんな戯れ言はさておき、このうたの成り立ちを記す。ジョンとシンシアが離婚した際、ポールが当時5歳のジュリアン・レノンを励ますために作った曲とされている。ジュリアンは、父であるジョンよりもポールと親しかったようだ。


傷心の少年を慰めるうた・・そうして聴くと、とても納得できる。まるちょうも社会人になってから、辛いときによくこのうたを歌って、癒されていたのを思い出す。「人を癒す特別なスパイス」が含まれている・・そう思いませんか?

Hey Jude, don’t make it bad

Take a sad song and make it better
「悲しいうたを口ずさんで、気分を紛らわせる」という行為。学生の頃は、そんな当たり前のことがあまりよく分かっていなかった。悲しいときにうるさい曲を聴いて憂さを晴らすこともできるけど、「癒し」という意味では「悲しいうた」に勝るものはないんだよね。ポール自身も14歳の思春期真っ最中に母を乳癌で亡くしている。そうした経験が、このようなデリケートな詩に表れていると思う。

歌詞の中で興味深いのは、うたの前半で

Don’t carry the world upon your shoulders
と言ってるのに、後半では

The movement you need is on your shoulder
と言ってるところ。矛盾しているようにみえるけど、まるちょうはそのへんが逆に深いと感じるんだな。ポールはちゃんと物事の両面をみて、ジュリアンを勇気づけていた。本当に親身になるというのは、そういうことだと思う。

さて、最後にクラシックギターによる、お洒落なカヴァーを紹介しておく。



村治佳織によるもので、原曲とは対照的に清楚な感じに仕上がっている。でも、クラシック的なカヴァーだと、いわゆる情念が削除されるようで、なんか物足りない気がするのは私だけだろうか? もちろん演奏自体は素晴らしいけど。

以上、またまたBeatlesについて思うままに語ってみました。