07横浜家族旅行(後編)

そうこうしている間に、お昼の時間。お寿司をとっていただいたので、ごちそうになった。食べながら、ラスカルさんからひとつ面白いエピソードを紹介された。時は5年前に遡る。2002年の夏に初めてラスカルさん宅を訪問したときのこと。当時はまだ独り身で、気軽にラスカルさん宅に泊めてもらっていた。お風呂をいただいたのだが、当時の私はまだ茫洋として世間的な常識が不足していた。


なんと風呂上がりにトランクス一枚で、ラスカルさん宅の廊下を堂々と歩いていたそうだ。まるで「裸の大将」やな(笑)。もちろん私は全然記憶にないんだけど、その当時のお母様が「お医者さんなのに、なんて天然で無防備な人なんだろう」と驚かれたらしい。とにかく凄く新鮮な驚きだったらしい。元来医者嫌いで、病院には頑として行こうとしなかった人だったんだけど、これが契機となり「病院も鬼が棲んでいるような怖いばかりの場所ではない」という意識が芽生えたとのこと。そうして、その後は必要があれば受診もするようになったそうだ。私は何の意識もしていなかったんだけど、お母様の意識変革に多少なりとも関われたのなら、一人の医師として本望であります。

13時前に、ラスカルさん宅をあとにする。とにかく、お二人が元気でよかった。それだけで、来た甲斐は十分にあるのだ。

ダイゴにはずっと私の用に付き合ってもらったので、今度はダイゴの買い物にお付き合い。横浜駅周辺で、アニメ関連グッズなどを買ってやった。これくらいはしないとね。そのあと、フジビューホテルに帰って昼寝。夕食後もまた眠くなって、寝た。かなり疲れていたようだ。またしても、猛獣のようなイビキだったそうだ。すいません。

24日(月)の朝は、またしても私だけ5時半頃起床。ベッド上で軽くヨーガして、iPodを聴きながら散歩→ネットカフェで将棋。しかし今日は中盤で手痛いミスをして完敗。すこし凹みながら、ドトールコーヒーにて日記つける。将棋は、本格的には10月中旬位から再開したいと思っている。はぁ~、亀のような歩み・・(T_T)

帰りはのぞみ(11:10新横浜発)にて帰路につく。さて、最後に総括。とにかく、みな無事に帰って来れてよかった。それがまず一番。あとは、ラスカルさんとお父様の元気な姿を拝見できて、とても安心した。ラスカルさんから披露されたエピソードで、今は亡きお母様のことをふと思い出した。こうして、たまに故人を思い出して懐かしむことが一番の供養だと、永六輔が言っていたような気がする。そんなこんなで、よい旅だったと思う。また来年、参ります。よろしくお願いします。m(_ _)m