打たれ強さについて

「村上さんのQ&A」のコーナー!今回も「そうだ、村上さんに聞いてみよう」から、質疑応答を抜粋して考察してみる。

<質問>「打たれ強さ」についてどう思われますか? 私はもともと人からの批判や叱責というものにとても弱く、ちょっと何か言われるとかなり徹底的に気に病み、その後その人を意識的に避けたりすることで、自分の殻に引きこもってしまいます。でもそれではこれから長い人生、世渡りできないのはよく解っているのですが。何とかそういう面に打ち勝ちたいと思っています。よきアドバイスを。(23歳女性)


<村上さんの回答>アドバイスというようなものは、残念ながらありませんが、とるべき道はふたつあります。殻をしっかりと残してその中で自分を守って生きていくか、あるいは自分の力でその殻を破って強くなるかです。どちらが正しいというものでもないと思いますが。人にはそれぞれの個性があり、生き方があります。ふつうは、その両者の中間ぐらいのところで適当にまとめてうまくやっていくものです。

僕の個人的な経験から言えることですが、人生においていちばん深く心の傷として残るのは、多くの場合、自分が誰かに傷つけられたことではなく、自分が誰かを傷つけたことですね。だから、誰かに傷つけられたときには「傷つけられたのが自分でよかったんだ」と思うといいです。そんなの、なかなか思えないけどね。

<まるちょうの考察>まるちょう自身は、元来とても素直な性格なので、人に批判や叱責されたら「そうですか、すいませんでした」と丁重に謝り、自分を直そうと努力します。だから、どちらかというと「殻を破って強くなる」タイプなのかな? でも、結婚してからは、人から攻撃を受けないように、意識的に殻を設定している部分もあります。もちろん、自分で弱いと思える部分ね。そうした自分で設定した殻というのは、けっこう頑丈にできています。ある意味確信犯だな(笑)。だから結局「両者の中間」で、やってることになるのかな?

ただ、殻を作って自分を守るだけになると、人生はあまりにもつまらないだろうと思う。引きこもりなんかは、これだろうね。ホームレスもそうかな? こうした人たちは、おそらく「取り返しのつかないような」酷い心の傷を持っていることが多いに違いない。「もうこれ以上傷つくのはイヤ!」って感じかな? そこへ行くと村上さんって、どういう心的機構をもっているんだろうね? とても特異的な心の形を持っておられる様な気がする。単に「ニブい」だけでは済まされないような・・ 「傷つけられたのが自分でよかった」なんて、お釈迦様じゃあるまいし、ねぇ。でも、この言葉も結局は村上さんの理想なのかもね。日頃実践したいと思っている理想。まるちょう的に分析すると、とても男性的で大人の考え方だと思う。

逆に、一番始末が悪いのは、無反省に他人を傷つける人だろう。村上さんのように、人を傷つけることに関して自分を反省するのは、正常の人間。これが全く反省しなくなると、手に負えない。こうした人には、できるだけ近づきたくないですね。

以上「村上さんのQ&A」のコーナーでした。