2021年を振り返って

今年もあと少しとなり、一年をざっくり振り返ってみようと思います。これといって良いことがあんまりなかったような・・ アラフィフという年齢とコロナ禍という時代性によるものか。耐えることが多かったような気がします。大した軸もないのですが、以下のふたつを挙げてみます。

#1 父の脳出血
#2 コロナ禍つづく

まず#1から。90歳の父。大きな病気もなく、80歳の母となんとか暮らしていた。しかし、四月に脳出血を発症。急性期をなんとか乗り越え、リハを頑張り、日常に戻ってきた。それだけで大したものだと思う。そのまま「お迎え」が来る人だっているだろう。よく頑張ったと思う。
しかし、である。やはり脳出血のダメージは大きい。母はもともと頚と腰が悪い。つまり、老老介護の様相を、しかと呈してきたというわけ。それでもうちの両親は、頑張っている方だと思う。高齢なりの自負を持って、生活している。僕は最大限、そうした「自負心」は尊重したい。
来年の早いうちに、死後入るべき墓地を家族で訪ねる予定です。二人とも自分の「死期」について、これまでになく意識したに違いない。たぶん、二人とも「これまで十分に生きた」という感覚は持っていると思う。「いかに死ぬか」というのは、なかなか難しいテーマです。義父も含めて、終活の問題は、これからみんなで考えて行きたいと思います。

次に#2について。コロナがこんなに長期戦になるとは思っていなかった。僕がいちばん被害を受けたのは「医家芸術展の中止」です。昨年はコロナ流行下でも、みなマスクして展示会を実施された。しかし今年は猛烈な第五波があったせいか、9月初めに中止の連絡がきた。
これ、さすがに肩を落としましたよ。自分なりに、あれこれ模索して・・ モチーフの選び方、自分はなにを描きたいのか、作品を大きく展示するための方法論、額縁からの離脱、などなど。業者さんとも主催者側とも相談して、ゴーサインが出たとこでした。ガックシ。
福井県の業者さんなんですけど、担当Tさんとパイプができたのが、大きな収穫かな。まだこの方法論は、ちゃんと完成していない。ぜひとも来年の秋は開催できますように。オミクロン株は弱毒であることは確かみたい。キーは、三度目のワクチンと、経口薬ですかね。秋には収束していますように!🙏🙏🙏

我慢を強いられる日々が続いています。我慢を続ける方法として「無感覚になる」「心に麻酔をかける」というのがあります。確かに、この方法をやると、わりと「持たせる」ことは可能だと思います。でも、それはいかんせん「人間的ではない」のです。いびつなんです。たまに羽目を外して泣いたり笑ったり、レールから外れたりするのが、本来的な「生活」なのです。たぶん、ウイルスとの戦いは、あと数年は続くのでしょうけど、その中でも「人間的な生活」を取り戻したい。来年は、もっと活気が戻ってくるはずです。がんばりましょう!
みなさまのご健康をお祈りいたします。来年もよろしくお願い申し上げます🙇🏻‍♂️🙇🏻‍♂️🙇🏻‍♂️