なんや俺らラブラブやんけ(夫婦LINE)

なんだかんだ言って、うちは結婚して19年目になる。もちろん新婚当時の熱さなんて、もうないし、どちらも「初老の域」に差し掛かっているので、いわゆる「ベタベタ」なんてない。逆に、あったら気持ちわるい。会話もネタがないと、だんまりになったり。これはどんな夫婦だって、同じだろう。現在の自分をいちばん知っているのは、配偶者なのだ。それは良いことも、悪いことも。「どうせこの人は」という枕詞で相手を括ってしまえば、それは話すことも少なくなるだろう。夫婦という運命体の悲しき定め。

そんな中、行ってきますと帰りますのCメールはずっとしていた。というか、友達のいない僕は、Cメールの相手は嫁だけである。確か、嫁がiPhone を使うようになってからだったか。僕もiPhoneなので、スタンプが使えるようになった。これ、おもろいやん。そして息子もiPhoneで、彼はLINEを自在に操っていた。どうもLINEの方が、スタンプの種類がはるかに多いみたい! そうしていつの日か、われら夫婦もLINEでやりとりするようになった。さらに歳月はすぎ、嫁が「ナオコのスタンプ」が面白いことを発見。パンチパーマのおばさんとバーコード頭のおじさんが、おもろい絡みを見せる。「ナオコさん」の創作の底流には、ユーモアと優しさがある。うちの夫婦関係と、けっこう似てる。共感できる。気がついたら、すごい種類のスタンプが溜まってしまった!(ほとんどが嫁からのプレゼント)せっかくなので、うちの夫婦のやり取りを切り取って紹介します。これぞまさに「わが家の日常」。

会話の少なくなった夫婦に、LINEという処方箋あり。スタンプというのは、思っている以上に表現性が豊かで、使用者の気持ちを代弁してくれます。僕なんかは口下手な方だし、ナオコさんのバーコードおやじに助けられている。自宅でくっさいオナラをよくこくのですが、そのスタンプもちゃんとある。そしてパンチパーマおばさんにお尻ぺんぺんされる。嗚呼、愉快かな。以上、長くなりましたが、久しぶりにわが家の日常をお伝えしました。