「一撃必殺の左」完成しました(色鉛筆画)

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<画材>カリスマカラー(40色)、ステッドラー鉛筆(aquarell)、マルマンVIFART(HPsurface F8 S38V)

六月下旬から取り組んでいた色鉛筆画が、ほぼ完成しましたので、アップしておきます。2010年11月20日のWBC世界ミドル級タイトルマッチ。セルヒオ・マルチネス VS ポール・ウィリアムス。マルチネスの歴史的な左です。もう一度動画載っけておきますね。



この絵は、主役は「敗者」です、はっきり言って。一撃を喰らった顔面や首のあたり、体の全体的なひずみなどが残酷だけど印象に残る。これは私見ですが、こうした「ほぼ致死的な」パンチを受けたボクサーは、僧帽筋がガチガチに緊張して体幹は痙攣に近い状態になる。これって、解剖学で習った「除脳硬直」に近いんじゃないかって。まさに延髄で切断される感じですかね。こういう時こそ、リングドクターの面目躍如なわけです。実際にこんな「症例」にぶち当たったら、そら冷や汗ですまんけどね。

顔面はできるだけリアルに、グロテスクを避けずに描きました。背景は実際には黒なんですが、そのままではなんかおもろないと思ったので、黄色系でまとめてみました。さて、医科芸術展が10月1ー3日に開催されます(下記参照)。九月いっぱいは、ちょっとした趣向を考えています。ヒントは「額縁なし」。主催者側には、了解すでにとってあります。初めての表現方法で、どうなるか? それはやってみないとわからない。もちろん、10月初めのコロナの感染拡大がひどければ、中止となります。天に祈りつつ・・ よろしくお願い申し上げます。

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