近況をふたつ

ひとつめ。父の脳出血のその後です。父はがんらい辛抱強い人です。K病院でリハビリをこつこつ頑張り、4月30日に退院の運びとなる。やや早いんだけど、GWに入ってしまうと、何もすることもないし、家でリハビリしてください、との主治医判断。病状説明を受けたのは兄。退院時も僕は仕事で顔を出せず、ほぼほぼ兄が取り仕切った。

5月1日に仕事帰りに実家に顔を出す。久しぶりにみる父親の顔貌は、やはり「がくんと」老けてみえた。今年90歳という超高齢で、せん妄も経験した。それに視覚については、今回かなりのハンデを背負うことになった。もともと難聴あり、歯も悪い、そして眼も・・ということになると、先行きはかなり困難である。


退院後、数日ぐらいは兄が実家に寝泊まりして父を支えた。朝のリハビリ散歩も同伴で。今回、ほんとうに兄には頭が上がらない。もしかして、だけど、、 兄は父に対する「申し訳なさ」がどこかにあるのかな、と。兄としては「ここで親孝行せずして、どうする!」みたいな決意があるように見える。当面は兄がリーダーシップをとって、実家(母も含めて)の運営がなされるだろう。僕は後方支援で。

5月3日に父の誕生日祝いで実家に行った。90歳の誕生日である。弁当を買って、昼に三人で食べた。やはり、ややこしい会話にはついてこれない。母の方がはるかにしっかりしている。食欲はまずまず。脳出血発症が4月6日。まだ1ヶ月ちょいしか経っていない。リハビリはこれからです、お父さん。仕事があるので、なかなか顔を出せないけど、ちょっとでも力になりたいです。健康だった父も、やはり「終活」を考えざるをえないか。これは母も含めて。でも、まずはリハビリ頑張りましょう~☺️

ふたつめ。5月11日が18回目の結婚記念日だった。父のことで、ホントはすっかり忘れていたのだが、GW後半にふと思い出した。嫁も実父の介護で疲れ切っている。たまにはパッとしたことがないと。。 とりあえず「花キューピット」で小さなぬいぐるみ付きのアレンジメントをオーダー。それと、メッセージカードも用意。これ、気持ちが入っていないとご機嫌を損なう可能性があるので、まずは下書きから念入りに。

今年は5月11日が仕事なので、オフの10日に変更でよろしく。そしたら、またいいアイデアが閃いた。8日の土曜日に勤務終了後、伊勢丹でケーキを買って帰るのだ! 以前から目をつけていたケーキ屋さんがあって、そこでちょっと散財してみよう。「洛甘舎」という、ちょい高めのケーキ屋さん。白苺ケーキが一個850円くらいで売っている。平均的には500~600円くらいか。おおざっぱにあれこれ買って帰った。静かに家族三人でいただいた。個人的には、バターサンドがうまかったな。あれはお茶受けにぴったり。

IMG_42DA41458725-1そして5月10日当日。僕は草津方面に外出していて、ふとiPhoneをみたら嫁からLINEが入っていた。あ、そやそや花を注文していたっけ。帰宅してから、精魂込めたメッセージカードを渡した。たいそう喜んでもらえた。困難なことの多い時世、こういうときこそ「ちょっといい思い」をしたいですよね。ちょっと気分のあがる何か。とりあえず、今回は大いに喜んでもらえたので、大成功。 過去の結婚記念日で、ひどい時もありました。そうした「たくさんのミス」から学んで、現在に至ります。ふつつかな夫ですが、これからもよろしくお願いしますm(_ _)m