近況・・嫁の誕生日に「重たい花」を贈ったこと

最近とみに嫁の疲労が蓄積している。昨年2月に義母が亡くなってから、残された義父が入院となる。どん底の状態から退院までこぎつけ、在宅でフォロー。でも11月に心不全+腎不全でまた入院。ペースメーカー装着となる。以後、在宅でフォローとなるが、持病が多いし、コロナ禍もあるし、酷暑もあったりで、嫁は週に数回、実家に帰って面倒をみる。彼女は「手を抜けない人」である。そうして義父は「人のいうことに素直に従えない人」である。義父は決して悪い人ではないが、どこか「俺流」なのだ。

僕が家庭で手伝うことと言えば、可燃ごみとプラスチックごみのゴミ出しくらいだろうか。僕はもともと気が効くタイプではない。いつも夕食の終わり頃に「ちょっと揉んだろか!」と嫁に宣言する。彼女はとりわけ、ふくらはぎに疲労が溜まりやすい。僕は宣言したはいいけど、その日の気分によって「揉みの真剣度」はまちまちである。急に終了して、嫁が「もう終わり?」とたまげた風情で僕を見たり。いやいや、僕だって人間ですから。額に汗かいて、親指は白くなって。ゴメンチャイ!


8月末に嫁の誕生日があった。彼女は無欲な人である。でも、今回の誕生日は、ぜひ受け取って欲しいものがあった。ずばり、下腿のマッサージ器。そこそこちゃんとしたものを贈る。しっかり日常で使って欲しいから。3万円台のやつで、Amazonでポチり。もちろん、ヨドバシに実物もチェックしに行った。ヨドバシは僕の狙っているやつの上位機種しかなく(それは太腿まで揉める)、予定通りAmazonで行くことに。

すべては隠密にことを進めた。誕生日当日、19時~21時着でオーダー。その日は土曜日で、昼寝から醒めて夕食の席に着くと、嫁の親友からお祝いが届いていた。花とかバッグとか。僕からのプレゼントは19時以降に来るよ。僕の花は重いからな~、と吹聴しておく。嫁は「なんやねん、それ」という感じである。

結局、ブツは20時すぎに届いた。約9kgの花。よっこいせとリビングに運び込む。「この花は重いねん、腰に気をつけんと」とどっかと下ろす。さっそく開封作業。箱の雰囲気があまりにも「花じゃない」ので、嫁が動揺し始める。「おら~」とマッサージ器本体を取り出すと、嫁は驚き桃の木。そうして次の瞬間、大いなる感謝の表情になったのでした。彼女は「自分なんかにもったいない」を繰り返す。でも、現状あなたが倒れたら、まるちょう家は終わるんです。しっかり疲れを取ること。ぜんぜん高くないプレゼントですよ。

彼女は入浴後、パソコンを触りながらマッサージを利用しているらしい。というか、使い倒しているようだ。贈っただけの甲斐があったというもの。僕はやはり家事や介護の手助けは、それほどできないけど、後方支援はしっかりしたいです。50代という試練、一緒に乗り越えていきましょう~☺️☺️☺️