近況・・東京スカイツリーに行ってきた(1)

12月31日、1月1日、2日の三日間、東京にいました。ま、狙いは昨年GWの横浜旅行と同じです。少しでも風向きを変えられればと。あるいはガス抜きができればと。いわゆる「change of pace」ってやつですか。スカイツリーって、上方に突き抜けてますやん。ここに来たら、ちょっとは閉塞感が軽くなるかな?という祈りを込めて、この旅行を企画しました。

12月31日、のぞみ12号にて13時すぎに東京着。さて、昼飯どうしよう。新丸の内ビル5階をぐるぐる回る。「手打ちそば石月」が目に付いた。さほどお腹もすいていないし、蕎麦でさらっと食べようと。値段もそこそこやし。満席だったが、ちょい待って店内へ通された。僕は「牡蠣と聖護院蕪のみぞれ蕎麦」をいただいた。蕎麦がとにかく香ばしい。歯ごたえもしっかりある。いつも食べてるM店とは、やはり違うな~(比べてごめん)と感心。美味しいものを食べると、力が湧いてくるね。


そこから総武線へ乗り換えるのが一騒動。あちこち歩き倒して、駅員さんに訊いて、ようやく総武線へ乗り込んだ。このあたりは、妻の力が大きい。彼女は地図での下調べも手堅いし、方向感覚も優れている。比べて、私は方向音痴である。これで出張健診よくやっていたな、と言われそうだけど。それにしても、東京って、なんて複雑怪奇なんだろう?

満員の総武線を下車して、錦糸町駅に降り立つ。「東武ホテルレバント東京」へは、徒歩数分くらい。15時ごろだったか? ようやくチェックインできるわ~ とフロントに行くと、どうも部屋メイクがまだらしい。ええ~、まじで? ウエルカムドリンクを飲んで待つこと30分くらい。ようやくルームキーを渡された。ホテルレバントは、ひとことで言うと「簡潔なホテル」だった。観光色はみじんもない。なんのサプライズもない。要するに位置づけとしては「シティーホテル」なのね。ちょっとガッカリ。僕は昼寝。息子は地下鉄の無料券を手に、ひとり外出した。

18時ごろ夫婦で夕食を求めて、東京駅付近へ。図らずも夫婦水入らずである。さすがにイチャイチャはしないが、ちょっと親密な空気があったりしてよい。ときは大晦日、開いている店があるかどうかが心配である。結局、昼と同じ新丸の内ビル5階へ。ぐるぐる回っていると、ちょうど良さそうな天ぷら屋さんが目に付いた。「船橋屋」というその店は、Aコースが5000円とリーズナブル。店内の混雑もそれほどなし。

結論から言うと、ここにして正解。天ぷらはうまいし、ビールも美味しい、刺身とか豆腐も・・ 毎年、この時間帯は妻が年越しの食事作りの奴隷みたいな状況になっており、いたたまれない気持ちだった。今年はゆっくりできて、よかった。「これうまいねぇ~」と言い合って食べるメシは、一番ですよ。そうして錦糸町に戻り、ホテルに帰ると、すでに息子が「笑ってはいけない24時」をみていた。まあしかし、三人とも疲れている。おのおの風呂に入って就寝。

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1月1日。まずは朝食バイキングですな。これはまずまず合格点。さてと、息子の先導で半蔵門線からスカイツリーへ。ネット予約していたので、待つ時間はなかったんだけど、発券場所が分からなかったりしてバタバタ。やっぱり高いな~。個人的には、墨田区~台東区の既視感が気になった。まあ、残像といいますか。研修医一年目の冬に墨田区へ転入した経緯がある(京都からは転出していない)。「都市の空気は自由にする」って、こういうことなのかなあ?と、当時は思っていた。あれからもう四半世紀すぎて、ノスタルジーって柄でもないけどね。ぼーっとその辺りの風景を眺めていた。(つづく)