近況・・久々に送別会に出席した

近況をひとつだけ。26日(土)にT診療所の送別会に出席した。Blog上で何度も告白していますけど、オレは友達がいない孤独な中年おやじです。だから「仕事のあと飲みにいく」という行為は、まずほとんどない。というか、宴会という場もそれほど得意ではないので、ほんならどっちやねんということになりますが・・ やはり「訓練」という意味合いで、年に一、二回くらいはこうした「人の集まる場」に参加することが必要と思っています。オレはなにも仙人になりたいわけじゃない(仙人っぽいところはあるけど)。なしくずし的に「孤独に甘んじる」という状態は、現世に生きる人間として、ちょっとどうかと思うんですよね。こうした場に出席するのは、2012年秋以来、つまり三年半ぶりということになります。けっこうドキドキしながら当日を迎えた。

当日は14時まで一般外来。送別会は18時からなので、それまでちょっと昼寝をしたい。市バスで四条烏丸まで出て、そこから寺町通り下ルまで歩く。ナインアワーズというデイユース可能なカプセルホテルがあり、そこでゆっくり昼寝をもくろんでいた・・はずが。実際に行ってみると、ここは「外人のための安宿」のような状況となっていた。もちろん、すてきなデザインで清潔だし悪くないんだけど、カプセル内で寝ていても外人さんが大声でしゃべる。いちおうウトウトはしたけど、あまりちゃんとは眠れず。ふと目を覚ますと17時35分! えらいこっちゃ!と荷物まとめてチェックアウト。阪急電車で西院へ、それから宴会場の居酒屋を目指すも、これがなかなか見つからない! 気ばかり焦り、歩きに歩いた。迷いに迷って、ようやく送別会に合流できたのが、18時40分くらいだっただろうか。


正直いって、オレは憔悴していた。もちろん、身も心も。場はすでにかなり盛り上がっている。そういえば「飲み放題、食い放題」だったような・・ 時間との勝負みたいな感じか。場とオレの温度差を縮めていかねば・・ 「落ち着け、落ち着け」と自分に言い聞かせつつ、手探りタイムが始まった。まず気がついたのは、想定していたよりも小規模だったこと。部屋もそんなに大きくなく、みなキチキチで呑んでいる。そして自分のテーブルの把握。右側にM所長、O課長、Y課長、など診療所のいわゆる主要メンバー。そして若手女性が四人いらっしゃった。左奥に初老の男性が一人。心のなかでは「肩で息をする」感じだったが、徐々に空きっ腹を埋めていく。もちろん最初はアルコールを入れない。まずは食べてから、様子を見よう・・

時間制の食い放題なので、みなさん飲み食いの速度がすごい。最初の戸惑いを和らげてくれたのが、斜め右に座っていたKさん。Kさんは会議で面識がある。Kさんは大津在住とのことで、滋賀つながりにて、いろいろ声をかけていただいた。たぶんこのKさんの声かけがなかったら、オレは終わりまで呑み会のペースに入っていけなかっただろう。ありがとう、Kさん。徐々に「いけるかな?」という感じができてきたので、ひとつこちらから発言。四人の女性は、みなさんナースではなく事務の方というのは分かった。でも、名前くらいは把握したいやん。子連れで来られていたのがNさん、左横がHさん、そのまた左がUさん。ひととおりお名前を聞いて、はたと左奥の男性の名前を聞き忘れた。Iさんとおっしゃって、三階で事務をされているらしい。・・さてどうしよう。

こうした呑み会って、いつも思うんだけど、一種の「仮面舞踏会」みたいなものじゃないかと。女性四人、男性一人。この人たちの背景をオレはほとんど知らない。(Kさんが大津在住で滋賀推しなのと、Nさんが子連れであることは分かるが) こういう言い方はお叱りを受けるかもしれないが「妙齢女四人衆との情報戦(笑)」みたいな様相を呈したような気がする。左奥のIさんは訥々とした感じで呑まれていた。いつもなら相当に戸惑う状況のはずだったが、わりとうまくさばけた感じ。ビールも二杯ほど気持ちよく呑めた。情報戦の戦果(笑)としては、NさんがC病院の「例のNさん」の娘さんということが分かったことくらいかな。あとはKさんが車で通勤されていることくらいか。オレも肝心なことはかなりぼかしたけどね。非常にデリケートな時期でもある。「世間話」という名の、節度と品格のある<楽しい>情報戦。ありがたいことです。三年半、こういうのを待ち続けていたんです。わやわや語り合うというのは、日ごろない分、嬉しいものです。

本会の主旨は、O看護師の引退とY課長の異動のお祝い。特にO看護師は、とてもお世話になりました。引退してほっこりしたい、というのは正直なところでしょうね。Oさんとは三年半前に歓送迎会で初めてお目にかかり、いきなり粗相をして失敗をした覚えがある。オレってそういうこと結構あるんだよね。でも、内科外来で一緒に働くうちに「あうんの呼吸」ができていたような気がする。辞められるのはもったいないけど、仕方ないです。送別会に出席できたことを喜びに思います。長い間、お疲れさまでした。Y課長もC病院で頑張って下さい。以上、近況をひとつだけ記しました。やや長くなった・・f(^^;)