おいらの小確幸を語るよ

<小確幸(しょうかっこう)>

村上春樹のエッセイに出てくる造語。

「小さいけれども、確かな幸福」という意味。


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おいらの小確幸について語るよ。

スポーツジムで筋トレ七種目と有酸素40分を完了して、ほっこりとエスカレータを降りていくひととき(ジムは三階にあります)。運動をする前の重だるい自分を超越した実感。「これで明日からの仕事も、ちゃんとやれそうやな」という確信。たくさんいい汗をかくという行為は、それだけで単純に快感です。


仕事帰りで小腹がすいたときに、セブンの塩豆大福とカフェオレで一息入れること。コンビニのスイーツはいろいろあるけど、セブンの塩豆大福は別格だね。あれをほうばる時は、もうなんか子どもに帰るね。白い粉とか口のまわりに付いちゃうけど、気にしない。一度、食ってる姿を職場の人に発見されたけど「そんなの関係ねー!」。あ、古かったですかf(^^;) オッパッピー

ふと「おいら何歳だっけ?」となることが、たまーにあります。49歳だっけ?あれ?うーん・・あ、やっぱ48歳だ。となったときに、ちょっと嬉しい。そうだ、おいら未年で年男だもんな。まだ48歳だったな。この「まだ感」が、とてもいい。ホッとするというか。

セブンのみかんゼリーをしゃくしゃくっと食ったあとに、炭酸水をグビグビグビと飲むこと。これ、Blogを書き始める時の儀式みたいなもんです。この「儀式」でいわゆる”change of pace”が可能となる。みかんゼリーのあとの炭酸の喉ごしが半端ないねん(>_<) もれなく唸る。「うえ~」と、おっさんのように(というかおっさんだけど)唸りまくる。これはちょっとした魔法だと、おいら思うね。フルーツミックスとか白桃とか試したけど、やっぱりみかんが一番さっぱりしてる。ちょっとしたこだわりです。

「Blogの最終校正☞アップ」の作業をすること。ある程度できあがった文章を読み直して、校正作業をする。自分の文章を読み直すという作業は、わりと好きです。「文章の仕上げ」が好きなんだと思う。そこで、ドンピシャの言い回しとか比喩とかが浮かんだら、めっちゃテンション上がる。そうしてアップし終わった後の安堵感。自分なりに「いい文章書けた」という手応えがある時ほど、アップのクリックが楽しいです。

一般外来の後半に飲む「愛のスコール」。おいらは外来中に500ccのペットボトルを二本飲み干す。一本は「午後の紅茶 ストレート」もう一本が「愛のスコール」なのである。狙いとしては、最初は糖分は少なめで、カフェインを入れて頭脳に活を入れる。後半、低血糖を防ぐために、糖分多めのスコールを飲む。長年これでやっているが、いい感じです。で、10時半ごろに愛のスコールの栓をプシュっと開けて、優しい炭酸をのどに感じてグビグビする。これまさに「忙中閑あり」というやつですな。患者さんやナースに隠れて、げっぷしてこそっと唸る。一瞬のうちに終わるサボタージュです(笑)。

心電図を読むとき、途中からモーツァルトを聴く。いろいろなものを聴くけど、ラスト200枚くらいになると、ほぼ必ず「Divertmento K.136 K.137 K.138」に変える。おいらの持ってるやつを、サンプルとして載っけておきます。とてもスピード感があります。チェコ室内楽団?の演奏。あんまり詳しくないf(^^;)

Divertmento K.136 1st mov. Allegro

この音楽を聴くためには<a href="http://www.apple.com/jp/quicktime/download/" target="_blank" rel="noopener">Quicktimeプラグイン</a>が必要です。


いつもこの疾走する音楽で締めくくる。いわば心電図における「クローザー」とも言える音楽。この状態って、まるでモーツァルトの傀儡(かいらい)となってるみたい。「もうすぐ終わる」という喜びと、この疾走感が相まって、無意識のうちに作業が進んでいく。これぞ「脱抑制」というやつなんだろうな。不謹慎? いやいや、タスクを「楽しむ」という工夫は、おいらはあっていいと思うけどな。

最後に。小確幸とは、小さなことに対する「気づき」だと思う。世の中は、小さなことの積み重ねや繋がりで成り立っている。ふと見逃していたことを、立ち止まって考えてみる。ああ、そういえばあれはよかったな、とか。小さなことの意味に気づくこと。そうして感謝すること。小確幸の多い人ほど、人生を楽しんでいる人なんだと思う。たまに自分の「小確幸」について思い巡らすのもいいと思いますよ。(^o^)