俺のヨーガ7

俺のヨーガ第7弾! まるちょうは、毎日ご飯を食べるように、朝晩ヨーガをしている。その中で気づいた事をBlogに書き留めておきたい。実は今回は、新しいポーズについてではない。ヨーガの心構えというか、もっと根本的な問題について、重要な気づきがあった。そのきっかけはお義父さんからいただいた本。「気の発見」という本で、作家の五木寛之と気功家の望月勇氏との対話を収録してある。

私という人間は恩知らずなもので、貰った本は一年くらいは放ったらかし。この本も「さすがにそろそろ読まないと失礼に当たる」という判断で読み始めた。もちろん「気功」についての対談が中心である。でも、対談という形式ゆえに、それほど深いところまでは入って行かない。途中までは正直「もうひとつの内容やなぁ~」と思っていた。だが「気とヨガ」という章に移ると、俄然面白くなってきた。望月さんはヨーガの達人でもあり、その根本的な心構えを説いておられる。


まず啓蒙されたのは、ヨーガをする目的。望月さんは「ヨーガは単なるストレッチや体操ではない」と断言される。そうではなく、ヨーガの究極の目的は「宇宙との一体感を味わうこと」なんだね。自分の無意識のフェイズに存在する「自己」まで、深く降りていくこと。その方法論として、ヨーガの三要素「ポーズ、呼吸法、瞑想」がある。望月さんは、昨今のパワーヨーガ、ダイエットヨーガなどの「ヨーガの西洋化」を是としない。ヨーガを脂肪燃焼のための単なる運動と捉えるのは、その本質から外れると。

上記の三位一体を更に具体化するために、ポイントはよっつ。

動作をゆっくりやる。弾みをつけない。



動作と呼吸を合わせる。



ポーズが決まったら、痛いところに意識を集中させる。

そうして、雑念を心から追い払う。



ポーズを元に戻すとき、体で起こっている変化を味わう。

(自然に心は内側に向かう。集中力もついてくる)
望月さん曰く、このポイントを踏まえてするのと、無造作にするのとでは、結果が全く違ってくると。まるちょうは、このあたりの記述に頭をぶん殴られたような気分だった。そう、全く「精神的な要素が抜け落ちた、ストレッチ化したヨーガ」をしていたから。下の動画を観て欲しい。

これはちょうど一年前に撮影したものだけど、とても「雑で動作が早い」という印象。上記のような精神論が入る余地が全くない。無造作にポージングしているだけ。本書を読んだ後は、できるだけ「動作をゆっくり、大きく呼吸して、常に”気”を意識しながら」ヨーガするようになった。

最後に、ひとりのヨーガ達人を紹介しよう。ロック・ベーシストのスティングである。とても雰囲気のある動画を見つけたので載っけておく。

スティングのヨーガは、とても呼吸が感じられる。「気」を意識してるな~、という印象。ポージングもかなり高度なやつやってるし。もうすぐ彼も還暦なんだけど、こういうオッサンを目指したいものだ。

以上、今回は新しいポーズの紹介ではなく、ヨーガのエッセンス(如何にすべきか)について、書いてみました。