懺悔、その後

前回のBlog「懺悔」のその後を記しておきます。

あのBlogは、躁鬱のまっただ中、かなり感情的になっている時に書きなぐるように作成したもの。あんなBlogにコメントふたつもいただいた。NONちゃん、るりちゃん、ありがとう。どれだけ慰めになっただろう。あれでかなり前向きになれたような気がする。

さて、躁鬱のほうは、月曜日にかなり回復したように思ったんだけど、これまた躁がもたらす判断ミスで服薬を勝手に変更して、夕方頃にひどい躁状態に陥る。身の置き所がなくて、近所を歩きまわったり、ヨーガをしたりしてなんとかしのぐ。その後、朝に勝手な服薬変更をしていたことに気づいて、ちゃんと軌道修正。その夜以降は、まずまずの状態となる。


それにしても・・月曜日の夕方の状態はひどかった。眠いのに眠れず、自分が何をしたいのかも分からない。でも気分は不快。いてもたってもいられない。お蝶夫人♪とダイゴは、心配だっただろうな。ずばり、怖かっただろうと思う。夫として、父として、ふがいない。この場を借りて、謝りたいと思う。でも、二人とも私の病状は、よく理解してくれている。ありがたいとことだと思う。

さて・・体調は一段落したが、一番心配していたのは、件の患者さんのその後。特にマイナス思考に陥っている時は、最悪の事態がどうしても頭に浮かんできて、不安になった。躁鬱のマイナス思考というのはまさに病的で、通常の人なら「そんなところまで考えるの?」というくらい、先の先まで深読みしてしまう。そうして新たに不安を呼び起こし、躁鬱を悪くするという悪循環。まぁ、月曜日の夜にはかなり安定した状態になっていて、元来の楽観主義が戻っていた。

火曜日はそつなく勤務。そうして水曜日。午前中は、その診療所の一般外来である。もちろん早めに診察場へ入って、その患者さんのその後を電子カルテでチェックするつもりだった。が、しかし、BUT。診療所手前にあるファミマで、いつも飲料水のペットボトルを二本買うのだが、紅茶は一番下段に入っている。いつものようにかがんで、少し体を捻ってうつむいた途端・・ぐき! ぎっくり腰キター! 自分ではそれほど感じてなかったけど、相当に緊張&疲労たまってたんだろうな。ぎっくり腰だけど、いちおうゆっくりとは歩けたので、なんとか診療所に辿り着く。そうして電子カルテを開いて確認。その患者さんは、確かに無事だった。土曜日、携帯に電話をかけてきた看護師が、ちゃんと機転を利かせて、痛み止めは処方されていた。それを確認して、心からホッとしたのは言うまでもない。

しかし、気を緩めている暇はなかった。一難去って、また一難。今度はぎっくり腰との対決である。患者さんの前で、顔をしかめる場面もしばしば。辛い時間だったけど、なんとか持ちこたえた。その日は、もう一診が所長の先生だったんだけど、診察開始時に「腰が痛いんです」と伝えたからかどうか、早めに帰らせてもらった。ありがとうございます。m(_ _)m ほんとに助かった。午後は別の診療所で心電図読み。これは自分のペースでできるのでOK。頭脳はしっかり冴えているから、問題なく終わる。

以上のような経過でした。ご心配かけたみなさま、すみませんでした。ぎっくり腰はまだ痛いですが、まるちょうは元気でやっています。いろんな人に支えられながら生きている。Blogを書いて、改めて実感しています。ありがとうございます。m(_ _)m 今回の診療のミスは、ひとことで言えば「魔が差した」出来事。いみじくもNONちゃんが言った通りです。魔が差す・・なんて怖いことだろう。人の命を左右する医療では、尚更です。今回の出来事を自分なりに整理、分析して、今後に活かして行きたいです。やはり漫然となってはいけない。躁鬱を持っているので、不注意や集中力低下はあり得るのだけど、そこは仕事なのだから、引き締めないと。自戒することの多い出来事でした。