近況–Blog再開

自治会長の仕事が一段落したので、Blogひとまず再開します。でも、多忙に変わりはないので、今後も小休止は入ると思います。取り急ぎ、休業中も含めて近況をいつつほど。

ひとつめは、ざっと一ヶ月前にさかのぼる。日曜日に健診の仕事をしているのだが、81歳のおじいさんが受診された時の話。おじいさんと言っても、どう見ても70代にしか見えないほどの元気な方である。「壮健」という言葉がピッタリの風貌。頭の回転もしっかりしている。私が受診票をみて「81歳ですか~、いやお元気ですね」と少しお世辞も含めて伝えると、おじいさん、大いに笑顔で多弁になる。こういう時は、しっかりお話を聴くのが基本。話の最後に「朝も立ちますからね!」と仰る。内心驚いたが、これ以上話が長くなると大変なので、その場は「は~」とお茶を濁した。しかし、81歳でねぇ~、すごい。私なんて42歳だけど、朝立ちなんてほぼなしです。しゅわしゅわだ。仕事なくなったら、もうちょっとましなんだろうか? 仕事せんわけにもいかんからなぁ。哀しい現状だけど、豊かな老後を夢見て頑張ろう。


ふたつめ。ある朝、お蝶夫人♪が味噌汁を作るのを側で見ていた。彼女はこうした日常のひとつひとつに手間を惜しまない。前日から昆布と煮干しでダシをとって、更にパックのダシも使い、念入りにダシをとる。こうして丁寧に作られた味噌汁を、私という不届きな夫は、それこそ「ぼんやりとなんとなく」食している。ほんま、罰当たりなことだ。多分、まずい味噌汁を飲んだら、その有り難みが身に染みるんだろうけど。そんな私が、思わずこんな失言をしてしまった。味噌汁を飲みながら「これ、美味しいんだよねぇ?」。もちろんお蝶夫人♪は激怒。自分の味覚音痴は今更しょうがないけど、あの発言はない。恵まれすぎるのも、ある意味で怖いことなのかもしれない。彼女には平謝りで、どうにか許してもらった。「物言えば唇寒し秋の風」のひとこまでした。

みっつめ。7月下旬に、同期の内科のH先生から暑中見舞いをいただいた。私という人は、基本的に同期の人間とはあまり親交がない。自分がまっとうなレールから外れた医師だという劣等感が根底にある。だから、同期の内科の先生には踏み込まないし、それほど期待もしない。でも、最低限の礼儀は尽くしたいと思っている。医師として以前の当然の態度だろう。H先生は春頃に開業のお知らせをハガキでいただいていた。なので、暑中見舞いとして「ご開業おめでとうございます」という内容で、一筆したためて送った。健診現場で奥様に、大変お世話になっていて感謝している旨も書いた。もちろん、返事はそれほど期待していなかった。同期の先生に暑中見舞いを出して、返事が来たためしなんてないので。でも、異例中の異例で、H先生から返事が届いた。正直驚いて、めちゃめちゃ嬉しかった。H先生らしい骨太な筆跡で「こちらこそ妻がお世話になっております」としたためてあった。切手は何故か「目玉おやじ」である。分厚い特製のハガキなので80円切手。「H先生、変わってないなぁ」と懐かしい想いがこみ上げてきて、大いに和めた。こうした意外な便りって、素敵だよね。つくづく有り難いと思ったのでした。開業しても、どうか元気で頑張って下さい。

よっつめ。母から「Macのマウスがおかしい」との連絡あり。メールであーだこーだしていてもらちが開かなくなってきて、2日に実家へ向かう。お古のMacをあげたのは私なので、こうしたメンテも私担当ということになる。母のMacを開いてみると、確かにポインターの挙動が怪しい。あれこれ本体側の操作を試してみるも、全く症状変わらず。これはマウス自体の問題と結論づけて、近くの「K’s電気」へ。光学式の適当なやつを買って、取り付けてみると、問題なく症状は消失。母の心づくしのお昼をいただき、父のお手製のトマトと母の作ったゴーヤのおかずを土産に持たせてもらい、帰路についた。実家と自宅は電車一本で行けるので、わりと便利。親孝行は正直面倒だけど、この程度のことはスマートにやってあげたいものだと思う。

いつつめ。7日はダイゴが合宿で不在。而して、夫婦水入らずなり。でも金曜日だったので、勤務は夕方まで。なんとか早く切り上げて帰宅。少し仮眠してから、こうした場合の定番である、イタめし屋さんへ。南草津にある「Saltinbocca」という店。栗東に引っ越してから、年に一度くらいしか行けない。思えば、昨年はお蝶夫人♪が子宮筋腫の手術で入院する前日に来たんだっけ。「最後の晩餐みたい」なんて、ブラックジョーク言ってたな。あの時偶然食べて美味しかったパスタを、その日も注文。リングイネというパスタで、イカスミを練り込んである。コクがあるが、食感はとても軽い。そこに海の幸がたっぷり入る。前菜もデザートも美味しかった。今度はいつ来れるかな?

帰宅してから、特に何もするつもりはなかったんだけど、手持ちのDVDでいいのがないかな?と探してみると、ちょうどよいのが見つかった。父がDVDに録画しておいてくれた「学校4 15才」という映画。監督はおなじみ山田洋次。ダイゴが16才なので、自然に感情移入できた。夫婦ともに感動して、少なくとも私は寝付けなかった。クーラーの設定はいつも25度なのだが、この日ばかりは24度になった。充実した夏の一夜でした♪

以上、近況をいつつほど記しました。