今回が正式なBlogとしては、本年最後です。恒例のように「まるちょう家の2008年」を振り返ってみたい。何があったかと手帳を繰って調べるのだが、まずは以下のふたつの出来事が挙がる。そして、それ以外の出来事というのは、そのふたつに対してあまりにも些事に思えてしまうのだ。それほど、このふたつの出来事は大事だった。「天下分け目」と言っても過言でないくらい。だから、以下のふたつに絞って振り返ろうと思う。
#1 お蝶夫人♪の手術と入院
#2 ダイゴの高校受験
まず#2から語る。本人はもちろん大変だけど、母親は本当にしんどかっただろう。そして父親としても、家に変な感染症など持ち込まないように気を遣った。誰かと会うのも可能な限り控えた。ダイゴは、 苦闘していたと思う。でもプレッシャーに耐えて、よく頑張っていた。3月5日が受験日。12日が合格発表。この7日間は、実に重苦しい雰囲気だった。合格発表当日の朝は、私もかなり緊張気味。出勤の電車内で「サクラサク」のメールを待つ。お蝶夫人♪が合格発表を確認するため、高校で待機していた。8時に発表の予定だったのだが、全然メールが来ない。「落ちたか・・」独り電車の中で肩を落としていた。10分くらいして、ようやくお蝶夫人♪からメールあり。「合格したよ」と。すっかり落ち込んでいた私だが、その知らせを聞いて元気百倍、急遽二条駅で降りて、そこから30分ほど歩いて出勤した。
あの頃の苦闘があったからこそ、今のダイゴがいると思う。私はダイゴのことを「瞬発力はちゃんと持っている子」と見ているので、心の底ではそれほど心配していなかった。ただ「継続する力」については、まだまだ学ぶことが多いと思うが・・ 「火事場の馬鹿力」は、人生において間違いなく必要だ。それを、彼はしっかりと見せつけたと思う。高校に入って、中学時代とは格段に違う成長ぶり。あの頃の苦闘は、しっかり生きていると思うのです。
次に#1について語る。
まず画像をご覧下さい。お蝶夫人♪が退院する前日(8/12)の手帳。いかに多忙だったかが一目瞭然である。たまった家事を片付けるために、四苦八苦した。やはり退院の日は気持ちよく帰ってきて欲しい。プラスチックゴミを出して、クリーニングの受け取り、トイレ掃除、風呂の掃除。実を言うと、精神的にも結構きつかった。私はやはり寂しがり屋なのかもしれない。退院前日に、お蝶夫人♪の実家からダイゴが帰ってきたら、不思議と精神的に落ち着いた。 掃除機はダイゴがかけてくれたんだよね。私なんか、独りだったら、すぐに落ちぶれちゃうだろうね(苦笑)。甘えん坊なのである、要するに。
まるちょう家のトライアングル。みっつの頂点のどれが欠けても、成り立たない。そのことを、今年の夏の出来事が教えてくれた。一時的に「三人がバラバラになる」という状態を経験することで、少なくとも私は「獏とした喪失感」を感じた。例えば、12日にダイゴが帰ってきたのだが、変な言い方だけど「支え合っている」という実感が持てた。そうした心理的な変化を感じずにはいられなかった。そして13日にめでたく三人となって、ようやく元の安定した状態へ戻って行った。
今回の手術は、当然お蝶夫人♪の身体にとって必要なことだったんだけど、それと同時に「三人の関係を再確認する通過儀礼」としての意味合いもあったような気がする。な~んて格好いいこと言ってますが、お蝶夫人♪の体調が完全に回復した現在は、家事はほぼ任せっきりだし、全然学習してない気もする。なんせ甘えん坊なのである。困ったもんだ。
そんなこんなで波瀾含みの2008年でしたが、なんとか乗り越えることができてよかったです。また来年も「まるろぐ@2/7」をよろしくお願い申し上げます。みなさん、よいお年をお迎えください。