ホリエモン保釈

時事問題を語るコーナー! 今回のテーマは「ホリエモン保釈」。ライブドア関連の報道は、そこそこ興味はあったけど、あまりBlogで語るつもりはなかった。そんな中、テレビで偶然にホリエモン保釈の場面を目の当たりにした。折しも4/30に足の付け根を捻挫して、近くの病院救急の待合いで長く待たされていた時だ。

確かな記憶はないのだが、相当にショーアップされた内容で、レポーターは何故か例の三浦和義氏。金髪にサングラス姿。頭上に飛ぶヘリコプターを指して「本日は二機飛んでいますが、私が保釈されたときは五機飛んでいました」などと、面白おかしくレポートしている。このオッサンの自意識過剰は、ほとんど病気だね。ま、それはそれで「テレビ向き」なんだけどね。話が脇にそれた(汗)。つまり、この番組の趣旨はこうだ。

「あれほど天下を取ったように英雄気取りだったホリエモンが、

いかにみすぼらしく貧弱な『罪人』に成り下がっているかを、

格別の嘲笑で見てやろう」



そうではないと主張するあなたも、深層心理ではそれを大いに期待して、画面を見ていたはずだ。心の奥底で、豚のように嗤う準備をして。私だってそうだったんだし。

そうして、ついに拘置所からホリエモン登場。94日もの拘置で、かなり痩せた感じ。8kg体重が減ったとか。髪の毛もぼさぼさ。個人的な感想を言うと「人相が変わったな」ということ。全然根拠はないけど、彼の内部で何かが激変した印象を受けた。

「世間をお騒がせし、申し訳ございませんでした。株主、従業員、関係者の皆様、ご心配をお掛けしました」「大勢の方に励ましをいただき、ありがとうございました」などと報道陣に対して大声で話し、頭を垂れた。

と、これだけことだ。このVTRが終わったら、すぐに関係のない少年犯罪の話になった。

しかし・・このホリエモンの変化と殊勝な態度は、静かに私の胸を打った。彼は現在33歳。これはあくまでもまるちょうの直観で、全く根拠も何もないんだけど・・ホリエモンはいつかまた復活すると思った。ちうか、むしろこれからが彼の本来の人生になるはずだ。これまでの人生は、あくまでも前座であり一種の虚偽である。人間、一度死んでからが本当の人生のはじまりなのだ。保釈の時の、あの生真面目な丁寧さを見た限りでは、彼の魂はまだまだ死んでいない。33歳というのは、まだ人生の折り返しにも来ていない。十分巻き返しは可能だろう。

具体性の全くない話だし、特にホリエモンの味方というわけでもないんだけど、そのようにまるちょうはプチ予言したいと思います。彼が50歳頃、もしかしたら企業家以外の顔で、成功しているかもしれない。「人間、至る所に青山あり」という。人間の可能性は、限定されるものではない。彼の魂なら、別の「青山」を見つけそうな気がするのだ。おそらく、それが現実となれば、その時は彼はとても人望のある実力者になっていることだろう。カネとカネ以外の価値観の有りようも、大きく変わっていることだろう。

ま、こんなのは何の下調べもない直観なので、まさに「放談」である。ただ、自分の右脳的な分析では、上記のような見解となる。以上「ホリエモン保釈」について、勝手気ままに語ってみました。