05湘南家族旅行記(3)

10月10日午前4時半に起床。昨夜、異様に早起きしたせいか、暗いうちから目が覚める。もちろん、あとの二人は熟睡中。もう少し寝ようと試みるも、もう全然眠たくないことに気付く。これはいっちょ、藤沢駅前を早朝散歩するか?と閃く。そうなると、もう止まらない。小雨が降っているのにもかかわらず、傘を差してこっそり外出。24時間営業のカフェでもあれば、入ろうと思っていたが・・ 意外にも見当たらない。藤沢駅北口一帯を回って、何もなかったので、結局24時間営業のマンガ喫茶に入る。


早速ネットにつながり、「まるちょうの部屋」へ。BBSに湘南の足跡をつけておく。その後、めぼしいマンガがないかとあれこれ物色。今一番読みたいマンガは・・それはズバリ「課長島耕作」でしょう!とりあえず、第一巻の一話と二話を読む。やっぱり、これいいっすよ!凡百の小説を読むより、ずっと自分のためになるように感じた。弘兼さんの視線って、とても共感できるのだ。奥さんの柴門さんと共に、お世話になります!

ホテル横のセブンイレブンで、三人分の朝食を買って部屋へ戻る。お蝶夫人♪が起きたので、しばし夫婦の時間。朝食後、荷物の整理→不要な大きい荷物をまとめる(宅急便で自宅へ)。

午前10時にチェックアウト。横浜方面に向かうことは決定していたが、どこに向かうか、ちゃんと決めていなかった。中華街なのか、ラーメン博なのか。あるいは、どちらも行くのか。しかし、ラーメン博に行くには、時間が早すぎるとのことで、中華街へ向かうことに。

しかし、小雨の降る悪いコンディション。なんか、うすら寒いぞ!これ、ほんま10月か?(▼▼メ) 三人とも口数が少ない。空模様のようにくすんだ雰囲気。

雨の中華街をブラブラ歩く。写真を数枚。骨董品屋さんで、ダイゴが興味を持って商品を見ていたかと思うと、また買い物したいと言い出した。そこで、私がキレる。昨日、水族館であれほど買い物したやろ!(▼▼メ) 激怒して店を出る。その後は、三人ともトボトボと小雨の降る中華街を歩く。まるで、敗戦直後の焼け野原を彷徨っているような風情だった(苦笑)。三人とも全く笑顔なく、冷たく侘びしく時間が過ぎるのみ。ふと時計を見ると、もう昼前だったので、雨中の中華街散策は諦める。実際、まるで苦行だったのだ。ラー博で長時間並ぶのも苦痛だということで、JR横浜駅付近で昼食をとることに。

移動中も暗いぞ!お互い顔を合わさない。もし目が合っても、ピクリとも笑わない。JR横浜駅前の高島屋に入り、8階のレストラン街に上がるも、めぼしい店がないことを悟ると、三人とも脱力。廊下に並べてあった椅子に座り込む。かなり長い間、黙って座っていた。地下2階に、もっとくだけた店が沢山あることを確認しておいて、じっと息を整える。落ち着け、落ち着け。しばらくして、お蝶夫人♪に語りかけてみる。初めは「イーだ!」の表情をしていたが、そんなに怒っていないようだ。ダイゴは黙々とGBAをしているけど、まぁ大丈夫。ちょっと俺自身、心がはやりすぎたかな?反省反省。

私たち三人は、たまにこうして険悪になることはあっても、仲直りするのはいつも早い。ダイゴは、地下2階のことを丁寧に説明したら、ちゃんと納得顔だった。地下2階のエレベーターで下りると、結構美味しそうな店がずらり!ダイゴが四川中華の店がいいとリクエストしたので、その店へ入る。8階は、行列で大変だったのに、こちらはそんなに混んでいない。料理自体もすこぶる上質で、三人とも満足。いつしか笑顔いっぱいの三人に戻っていた。

その後、14:32ののぞみ57号にて京都へ向かう。17時半頃、無事帰宅。

総括。今回は、10月にもかかわらず、悪天候だったのが残念だった。しかし、ラスカルさんご一家と再会できたことが、とても嬉しい。来年も、三人揃って元気にお宅をうかがえればと思っている。ここまで読んで頂いたあなたに、厚く御礼申し上げます。