近況をひとつ。5日(木)に、愛車フィット(13年目)の12ヶ月点検で、夫婦ふたりしてホンダの草津店へ。これ、初めは粛々とひとりで行って、帰ってくるつもりだった。前日に嫁が「私も行く」と。そりゃ、いつも乗っているのは彼女なので、行くのはもちろん結構。その流れで、ホンダの後、サルティンボッカに行ってみようか、という話になった。ホンダが朝10時の予約なので、ちょうどランチにはいい塩梅。サルティンボッカのランチは久しぶりなので、ちょっとウキウキ。
だって、うちの休日のお昼って、ほぼ毎回セブンイレブンのおにぎりとサンドイッチとヨーグルト(+インスタントスープ)なんですよね。ほんっと毎回、これ。宇宙食か!っていうツッコミがきそうなほど、メカニカルミールなんですね。ま、俺は毎回「あー、うまいなこれ!」と満足した豚のように唸っているのだが(笑)。やっすい舌やの~(´ω`) でも、コンビニめしをなめたらいかんぜよ。
さて、南草津にあるサルティンボッカというイタリアンレストランについて、少し説明しましょう。(食べログはこちら) 本題に入る前に、このうたを聴いてほしい。
あの日のように/MISIA
二人で見つけた あの店には 誰とも行かないで
君が残していった 思い出達が笑いかける
こんなにも たくさんの幸せ気づかず過ごした
サルティンボッカという店は、まさにここで歌われる「あの店」なんですね。結婚してから、私が発見して、次第に贔屓にするようになった。南草津に住んでいた時は、毎週のようにランチしていた。栗東に引っ越してからは、そうそう行けなくなったが、われわれ夫婦の歴史とともにある店と言って過言ではない。
さて、5日のランチの各論に入っていきます。われわれ夫婦は、いつもBコース(税込み2200円)を注文する。これ、10年前くらいは1600円くらいだったような・・ じわじわ値上がりして、現在に至っている。でもそれだけの値打ちがあることは保証します。デザートはぜひ食べてください。ここでデザート食べないのは、あまりにもったいない。
まず、つけ合わせのパンが供される。ここのパンは、イーストの香りがほどよくして、お気に入り。そして「本日の一品」。以前は「前菜」という位置づけだったと思うが・・ しばらく待って供されたのは、まさに「一品」だった。前菜というレベルを超えている。とにかく野菜がいっっぱい。生野菜、ボイルしたやつ、マリネしたやつ、焼いたやつ、いろいろ。下ごしらえが大変そう。そして鱈のグリルのマヨソースがけが埋まっている。もうなんか、これおかずで飯くえそうな感じね。
ランチは数年ぶりなんだが、これだけで「パワーアップしている」と感じた。なんか気迫を感じるね。とにかく野菜が美味しい。これだけしっかり野菜を美味しく摂れるのは、とても嬉しい。
そしてパスタ。私は「たらこのスパゲティ、カラスミがけ」嫁は「海の幸のトマトソース」。たらこスパは以前もあったんだけど、カラスミはかかってなかったはず。これもグレードアップしてる。そしてきざみ海苔の多いこと! 前はこんなに乗ってなかったような・・ でも、このパリパリの海苔が多い方が美味しい気がする。私は猛獣のように、数分で平らげてしまった。はー、うめ。
嫁の選んだパスタは、サルティンボッカの定番メニューである。嫁さんは魚介類大好き人間なので、やはりこれがいいんだろう。甲殻類のダシが効いていると思う。とてもコクがあり、魚介もふんだんに使用してあり、大満足な一品。あ、そうそう、麺はフェットチーネだったと思う。たらこパスタは、わりと普通の麺だったか? 忘れてしまった。ちなみに、定番パスタとしては「キャベツとベーコンと季節野菜のアンチョビソース」も、大いにオススメです。これもうまいんだよな~
さて、〆のデザート。これがうまいねん。私は「マロンクリームのミルクレープ」嫁は「クラシックショコラ」。前者は、これまた定番。私はだいたい、これかチーズケーキをたのむ。俺の中では、デザートのツートップと思っている(全部で10種類以上あるんだけどね)。ここのチーズケーキ、とにかく濃厚で満足感はんぱない。マロンクリームのミルクレープは、この優しい甘さと食感がサイコー。アイスとフルーツも添えられている。そうそう、嫁の選んだクラシックショコラは、以前はなかったはず。そうとうに美味しかったようで「食べてみて!」と、お裾分けがきました(笑)。うむ、でしゃばらない大人のショコラ。うめーな。
珈琲をのんで、一息つく。この店で味わえる「満足感」というのは、他ではなかなか難しい。インテリアなんかは、とても簡素でぶっきらぼうかもしれない(HPもね)。でも、供される料理やサービスは、とても安心感がある。これはマスターの信条なんだろうけど、最近、そのマスターの姿が厨房に見えない。若手中心でやっておられる。というか、若手中心になってから、確実にパワーアップしている感がある。どういう事情なのか分からないが、サルティンボッカの伝統は受け継がれ、着実に進化していると感じた。なんと頼もしい。また時間がとれたら、夫婦で来よう。以上、長くなりましたが「夫婦でランチ」と題して、書いてみました。