近況・・カタールW杯で「にわか」なりに燃えたこと

何度も言ってることですが、おいらはJリーグは見ないし、代表戦だってそれほど見ない。ワールドカップで「時間が合えば」見る、その程度です。ただ、サッカーの基本的なルールは知っているし、総体的な勝負のヒリヒリするような厳しさなんかは、ちゃんと分かっているつもり。前回のロシアW杯は、見るの大変だったけど、内容的に面白かった。あのベルギー戦の悔しさは、今回のカタールに繋がっている・・そんな想いを個人的には持っていた。

今回のグループは、またきつい。ドイツ、スペイン、コスタリカ。きっつー 初戦はドイツ戦、11月23日の夜10時キックオフ。おいらは23日も24日も休みだったので、ぜんぜん見れる。まあ、ドイツには勝てんやろけど、いい勝負できるかな?みたいな感じで見始める。ロシア杯は寝室の古いテレビだったけど、今回はリビングのちゃんとしたテレビで観戦できるぞ!

まあ、前半はずっとドイツペース。ドイツの2点目がオフサイドで取り消しになってなかったら、もう見るのやめてたかも。でもこの2点目が消えたことで、後半を見る意欲が出てきた。森保監督は、後半に目まぐるしくメンバーを入れ替える。詳しいことは分からないけど、かなり攻撃的な布陣にしたみたい。三笘の左からの上がりが鋭い。75分、三笘→南野→堂安の連携で同点弾。これ、すべて交替選手なのがすごい。森保監督の采配ずばり。おいらは座椅子の上でガッツポーズ、炭酸水ゴクゴク。

そして83分、板倉から浅野へのロングパス。神トラップで浅野がノイアーの上をぶち抜くシュート。なんじゃこれ?と座椅子がゴロンと後ろに倒れて、一回転。嫁は「何やってんの?」と怪訝な視線。ええ〜、逆転したやん。それ以降はキーパー権田を中心とした守り。アディショナルタイム7分の長さは、呆れて笑った。なんとか守りきり、夢の勝ち点3。マジかよ〜 その夜は当然のことながら、多幸感のためあまり眠れず。とても困りました。

11月27日のコスタリカ戦。僕は17時半まで産業医研修会。キックオフは19時からだったが、おいらはあまりにも疲れており、寝てしまった。コスタリカなんか、見んでも勝っとるやろ!みたいな。このへんが「にわか」たる所以である。深夜起きたら、日本が0-1で負けていた。ガーン! ネットではいろんな悪評や批判がうずまいていた。どうも森保ジャパンの悪いところが出たみたいな?感じか。

GL突破にはスペインに勝つしかない、という状況。でも、スペイン戦キックオフは12月2日の午前4時。2日はズッポリ仕事であり、視聴はムリ。というか、本当のことを言うと、前日の夜からサッカーのことなんか、すっかり忘れていた。確か、Blog書いてたんじゃないかな。で、2日の朝起きると、NHKの「おはよう日本」でアナウンサーが「ブラボー」連発していると、嫁が笑顔で伝えてきた。寝ぼけた頭で「なんやねんな」となっていると、なんと2-1でスペインを撃破していた。ええ〜! 朝食を食べる手を休めてはいけないので、おはよう日本を横目で見ながら、でも信じられなかった。なんか、生きる勇気もらったみたいな。その日、金曜日だったけど、心持ち仕事がはかどったような。

こうなると、クロアチア戦はしっかり応援したい。12月5日の24時キックオフ。睡眠をなんとか調整して、キックオフに備える。今回は寝室でiPadにてAbemaTVで観戦することにした。リビングはさすがに迷惑だし。前半43分の前田大然の得点は、なんか嬉しかったね〜 ややタイミングを外したクロスボールも効果的だったか。今大会初の先取点や! AbemaTVの本田の解説は適度にくだけていて良い。アナウンサーも「デキる」と感じた。

しかし、後半10分にペリシッチの強烈なヘディングが決まる。その後、一進一退の攻防だったと思うが・・ 延長戦に入って、解説の本田がしきりに「PK戦になった時のこと」を口にしていた。本田は明言しなかったけど「PK戦になったら、やばい」と言いたかったのでは? 現実はPK戦となり、大差で日本が負けた。個人的には「やる前から負けムード」のような雰囲気があったように感じる。素人目でみても、クロアチアにはPK戦におけるスキル、戦術、メンタル、どれも劣っていたと思う。

ワールドカップはGLを抜けることだって、一大事である。今回は、強豪国ドイツだってGLを抜けられなかった。でも、ベスト8に勝ち上がるためには、クロアチアのような戦い方を学んでもいいのではないか。つまり、引き分けにもつれ込んだ時に「必殺のPK戦」で相手を打ち負かすやり方。90分+30分の死闘のあと、PK戦という「まったく別の戦い」で勝敗が決まってしまうという形式。この理不尽で無慈悲なやり方にどう対応するべきか。今回については、クロアチアの方がずっとその「形式」について準備してきたということだ。

クロアチアは、次戦の対ブラジル戦において、まさにそのような戦い方でブラジルを葬り去った。クロアチアのキーパー ドミニク・リヴァコヴィッチはPKの訓練を、すごくしているように思う。あれだけ止められるのは、単に瞬間的な判断だけではなく、やはり訓練の蓄積があると睨んでいる。次回以降、日本もPK戦についての訓練を、もっとして欲しいと思う。そうじゃないとベスト8は見えてこない。でも・・感謝しています、森保ジャパン! 感動をありがとうございました。そして、お疲れ様でした。