はいはいはい、台風がまた来たあるね(ゼンジー北京風に)。またファースト・キャビン(以下FC)泊まるあるね。これもう今年三度目だから、学習したあるね。今回は河原町三条FCを利用。その方が、あらゆる面で便利。台風くるの9月4日(火)予定だけど、2日においらがうだうだしていたら、奥さん「早くFCの予約取って、荷造りしなきゃ!」っておかんむりですわ。ちなみに2日はK診療所で午前中仕事。ちょっとくらいだらだらさせてくれよ~ヽ( ̄▽ ̄)ノ 3日の11時からも所用あり、もうなんかね。フリーダムくれ!フリーダム希望!(▼▼メ)
ちゃんとしよ。現代においては、台風はある程度プログラムされた災害です。だいたいどの進路どれくらいの速度で、どれくらいの強さで、雨や風がどれくらい吹き荒れるか、予報がちゃんとある。だからこそ、2日の時点で、上記のような「焦る感じ」が出てしまう。とりあえず、2日の夜にFC二泊予約はいれた。でももう荷造りはイヤ。いやだもん~ Blog書きたいし。リュック・ベッソン作品でどうしても書きたかった。荷造りは3日の朝にするから!
プログラムとしては、おそらく4日の昼過ぎから京都南部の風雨はひどくなる。そしていわゆる「帰宅困難」となるだろう。5日の朝もJR琵琶湖線は復旧していない可能性が高い。だーかーらー、FCに3日と4日連泊するのよ!(性別不明)
FC河原町三条店は17時チェックインなので、3日の午後は、ゆっくりBlogの作業を。DVDから映像を切り取る作業をして、出先でiPadでもってアップできるように用意しておいた。ソフトの使用期限が切れていたりして、それはそれで大変だった。で、のろのろして、家を出たのが16時頃だったか。18時頃チェックイン。部屋は大きめのカプセルホテル。もちろんテレビ付き。烏丸よりは、やや狭くなる。ただ、開業は烏丸より後のようで、清潔感はバツグン。二泊で5000円というのは、懐にやさしい。ちゃんと風呂の設備もあるしね。
一階にファミマがある。そして周辺には飲食店、カラオケ、なんなとある。おいらは滋賀の人間なので、来来亭で餃子セットを食った。うまいね~ ビールが欲しくなったので、ファミマで物色。こういう時は、ちょっといいやつ飲んでみようか。プレミアムモルツ! 初めて飲んだけど、これ、うまいっすね~ いい気分になりつつ、iPadでBlogアップ作業する。でも、なぜかうまくいかない。あれ、なんでやろ? かなり格闘して「もうええわ!」とキレてしまった。ぼんやりビールの酔いが回る。ふと寝る前になって、アップ方法が根本からおかしかったことに気づく。そうして、なんとかリュック・ベッソン作品のBlogをアップ成功して、眠りについた。これ、苦労したわりに、それほど読まれなかったけどね。ふん。
9月4日(火)
わりと眠れた。天気は良好。これでホントに嵐がくるんかいな?という塩梅だった。朝食は三条通の進々堂と決めていた。イートインじゃなくて、ちゃんと選べるモーニング。ちょっとリッチに1100円のやつを頼んだ。パンも珈琲もおかわりし放題。うん、リッチな朝や~ 朝食がうまいと、体の芯がしっかりするね。地下鉄~徒歩でT診療所へ。午前の診療は、べつに普通だったと思う。さて、隣のファミマに昼飯を買いに行こうとなったとき、相当に雲行きが怪しくなっていることに気づいた。雨も風も強くなりつつある。傘の骨が折れそうになった。とりあえず昼飯は食うけど、これ、K診療所に行くのが大変やん? S先生と医局で台風について話し合っていた。そう、傘はぜったいにダメ。カッパやポンチョがいいか? ファミマに売っているか? そうしているうちにも、窓の外で「ごーごー」とうなり声が聞こえる。K診療所まで距離にして、たかだか500mくらいのものである。しかし、この嵐の中では決死の移動になりそうだった。
昼を食べてから、意を決して隣のファミマへ。もちろん傘はささない。かなりずぶ濡れになりながら、ファミマへ走る。よっしゃ!Lのカッパが残っていた! それをおもむろに着用し、カバンをたすき掛けにして、嵐の中をずんずん進む。ふだん見慣れた道路が、恐ろしい風雨で波打っていた。すごい風圧だった。ずぶ濡れになったけど、なんとかK診療所前のファミマに到着。もうその頃には「怪しい人」のオーラが出ていたようだ。おいらはそこでは贔屓の客のはずだけど、いやによそよそしかった。いつも通り、ジャスミンティーとタリーズのアイスコーヒーを買う。そう、心電図を読む仕事に必要だから。あまりにも足がどぼどぼで冷たかったので、無印の靴下も買った。
K診療所は、ひっそりしていた。人気がなかった。2階の検査室へ入ると、灯りはついているが「もぬけの殻」であった。心電図読影の小部屋には、本日の仕事(心電図 600枚くらい)が、ぽつねんと置いてあった。特にメモらしいものはない。とりあえず、ずぶ濡れの靴下を脱いで、乾かす。しばらく何もしたくなかった。それほど消耗がひどかった。
さて、足も乾いたので新しい靴下をはいて、仕事しようか。いちばん風雨がきついこの時間帯に、心電図の仕事を終わらせて、ホテルに戻ろう。そうして読影をしようと取りかかった瞬間。バチッと電源が落ちた。天上の灯りも非常灯に切り替わっている。あっちゃー、停電か! 部屋が薄暗くなったぶん、おいらの心は真っ白になった。次にどうしたらいいか?なんて、思いつかない。10分くらいぼんやりしていた。(つづく)