e-Tax

18日に、ようやくという感じで確定申告を済ませた。e-Tax・・いわゆる電子納税である。初めは導入するつもりはなかった。平成18年の12月に申し込んで、書類などが送られてきたのが19年の4月頃。その対応の遅さに嫌気がさして「あまり関わりたくない」という印象を持っていた。しかし、今年は医療費の計算などもスムーズに済ませてあり、わりと余裕があった。そして国税庁のHPをみる限りでは、結構メリットもあることが分かってきたのだ。一昨年申し込んだ書類は、今年の12月に失効するので、ここは導入した方が賢いと判断した。こう決断したのが1月末。それから、e-Taxとの格闘が始まった。


まずe-Taxの利点を列挙しておく。

#1 税務署へ行かなくてよい

#2 最高5000円の税額控除

#3 還付金がスピーディー

#4 添付書類が提出不要

もちろん#3が一番の魅力。源泉徴収が多いまるちょうにとっては、死活問題である。大体三週間くらいで還付申告の処理ができるという。#2は、e-Taxの導入資金に最低4000円はかかるので、それを補助しているのだと思う。#1は言うまでもなく、大きなメリット。1/28から3/17までは、24時間送信可能。ただ、間違いが発生したときにややこしい気がするが。#4については、三年間添付書類を保存する義務がある。抜き打ちで?税務署の方が調査しに来るそうだ。でもやはり一番の動機は、せっかく申し込んだのを反古にしたくないという感情から。PCから申し込むのも、結構苦労した記憶がある。

さて、e-Taxの実際の手順。

※1 開始届出書の提出

※2 ICチップ入りの住民基本台帳カードを発行してもらう

※3 ICカードリーダライタを購入

※4 初期登録

※5 国税庁のHPで申告書作成

※6 電子申告用データの保存、送信

※1は済んでいたのだが、私の場合は郵送で「利用者識別番号」などが送られてきた。申し込んで届くまでにざっと四ヶ月。今年からはオンラインで可能になったようだ。少しずつだけど、簡便にはなってきている。※2は一路市役所へ。30分くらいの手続きで滞りなく完了。料金は1000円也。※3は、市役所の説明では税務署の向かいの納税協会で売っていると。試しにネットで販売していないかと調べてみると、あるやんあるやん! 安いのから結構高いのまである。私にとって一番のポイントは、Macで使えること。NTTコミュニケーションズのリーダライタが一番廉価(2980円)でWin/Mac両対応、しかもセブンイレブン受け取りなら送料無料! ちうわけで※3は解決。※4は問題なし。ここまで来たら怖いものなし・・とタカをくくっていたのが間違い。申告書の作成はすでに済ませていて、データの保存もしたつもりだった。しかし、これはあくまでも「つもり」に過ぎなかった。電子申告用のデータになってなかったのである。すなわち、それまで入力した労力は全てパー。ここでどっと疲れが出た。日を改めて、気を取り直し、一から再入力。医療費の明細も一部記入の不具合が見つかって、訂正。そうして、ようやく最後の※6、これは意外とすんなり行けた。なんか拍子抜けという感じ。むしろ、ちゃんと伝わっているのか心配。「受け取りました」の画面になったので間違いないと思うが・・

以上が、まるちょうのe-Tax導入の顛末でした。いったん導入したら、その後はむしろ便利だろうと思う。聞くところによると、まだ利用率は3%程度らしい。よくやったと、自分を褒めてやりたいです(笑)。まるろぐ読者のみなさんのご参考になれば幸いです。