電車男

今回からBlogスタートです。最初はなにかと不具合があるかと思いますが、その都度ご指摘いただけると、ありがたいです。

Blog第一回のネタは「この本を読んで」。今話題の「電車男」を読みました。結論から言うと、めっちゃおもろかった。まさに現代の純愛物語、奇跡と言っていいだろう。電車内で暴れる酔っぱらいから女性(エルメス)を救ったヲタク青年(電車男)。そこから怒濤のような恋物語が始まる。考えてみると、この電車男と私の共通点は多い。まずはその性格。ヲタクなのだが、物語を冷静に読むと、とてもまっすぐな性質が見えてくる。逆に言うと天然です。変化球が投げれないタイプね。そして、向上心がしっかりある。ヲタクなのに逆説的なのだが、この隠し味としての向上心が、物語を力強く作り上げていく。


まるちょうに言わせると「迷える羊」としてのヲタク青年という姿は、あくまでも仮の姿であり、この青年の本来の姿が、脱ヲタクとしての「電車男」なのだ。エルメスとの出逢いと2ちゃんねるの毒男(独身のもてない男性たち)の涙の出るような応援により、その真の姿が引き出されたと見るべきだろう。私事で恐縮だが、私にとってのエルメスは、今の嫁さんのお蝶夫人♪であり、この出逢いで、ヲタク的な面があった私が三人家族の責任あるパパに変貌したのだ。出逢いというのは本当に貴重だし、人生を変える物だと痛感する。

電車男の成長がメインの筋だとすれば、エルメスの行動は裏筋かもしれない。小悪魔的といっていいだろう。男性をリードする術を熟知している。しかも、それが全然鼻につかない。とても自然でスマート。2ちゃんねるで、このエルメスに密かに恋した男性も多かったはずだ。徹頭徹尾、エルメスのペースで事が進んだように見える。しかし、まるちょう的には、エルメスも初めの電車の出逢いで恋に落ちたと、密かに確信している。その方が、事の進展を説明するのにずっと自然だから。だから、最初のエルメスのティーカップは、本人は否定しているが、電車男への熱い想いが秘められていたはずだ。だって、宅急便で電話番号を知らせるわけだからね。その後も、電車男の足らない点をその都度うまくカバーして、甘いlove affairを円滑に進めている。本当に知性のすぐれた女性だと思う。

電車男よ、ヲタクへの未練を捨てよ!新たなる自分を創造しよう!そうして、エルメスに追いついて下さい。リードされるばかりじゃ、生きてて面白くないよ。エルメスと対等になったら、また新しい局面に入るだろう。その時には、ヲタクの「ヲ」の字も忘却の彼方にあるに違いない。道はまだ続く。頑張れ電車男!