お題を決めて語るコーナー! 今回のお題は「funny」。funnyという言葉で思い出すのは、1992年の卒業旅行でキリマンジャロに登った時のこと。五合目くらいだっただろうか、イギリスから来ている看護師がいた(写真)。そんなにしゃべったわけではないんだけど、山小屋の暖炉でこんなやりとりがあった。
厚手の手袋をはめた手をぱたぱた振る私
すると、向かい側にいたその看護師がクスクス笑う
怪訝に思い”What is so funny?”と問うてみた
彼女は笑顔で「顔の前で手をぱたぱた」のゼスチャーをする
・・ふーん、そんなもんか 可笑しいかなぁ?
14年も前の出来事だけど、ふと思い出すワンシーンである。当時25歳の私は、まだまだ自分のことが分かっていなくて、その時はもうひとつピンと来なかった。しかし、現在はなんとなく彼女の気持ちも理解できるような気がする。
funnyとは・・辞書で調べると「おかしい、滑稽な、ひょうきんな、冗談のつもりの」ということらしい。しかし、39歳になったまるちょうの見解は「哀愁のあるおかしさ」としたい。間違っても「ギャハハ」の笑いではない。むしろ「クスクス」とか「プッ」という感じの笑い。そして、これこそが私まるちょうの本質なのだと、最近思うようになってきた。そのつもりでなくても、人を笑わしてしまう・・存在自体がおかしいというか。お蝶夫人♪は、結婚して一緒に暮らし始めてから、この私のキャラに気づいたようだ。付き合っているときは、割とクールな印象を持っていたらしい。でも結局彼女もfunnyという私の一面は、わりと嫌いではないみたい。
青春時代なら、そんな自分の属性を認めたくはなかっただろう。だって、第一格好良くないもん。やっぱりどんな人もcoolに生きたいと思ってるよね、青春時代は特に。でも現在の私は、人生にある程度こなれたオッサンである。だから、自分がある意味coolの対極であるfunnyであるとしても、そんなに嫌な感じはしない。むしろ、人に笑われることを、心のどこかで喜んでいる部分がある。だからこそ、たまにおかしげなBlogを書いたりするわけです。
funnyな過去の日記をふたつだけ紹介する。2004年10/7の「百面相」と、2005年2/10の「大蛇のウンチ」です。百面相はfunnyというより、ややfunkyかな? でも「存在自体がおもろい」という点では納得されると思います。どちらの日記も、出来上がってから「俺ってやっぱり才能あるのかな?」なんて、脳天気な錯覚をしてしまったほど(笑)。
funnyであることを自覚するまるちょうですが、まだまだ人生折り返し地点。coolへの挑戦も、あきらめずに続けます。苦手な部分を克服してこそ、人生は面白い。「おもしろかっこいい50代」になれたら本望だなぁ、なんて思いめぐらす今日この頃です♪