「村上さんのQ&A」のコーナー! 今回も「そうだ、村上さんに聞いてみよう」から、質疑応答を抜粋して考察してみる。
<質問>大好きな彼女と寝た後、ベッドの上で「私のどこが好きなの? 好きなところ100言って」と質問されました。こういう場合どう対処すればいいのでしょうか。僕は、正直に「よくわからない」と答えたのですが、はたと困ってしまいました。若い女の子ならまだわかりますが、彼女はもう若くはありません。映画や小説などのスマートで気の利いた会話はナンなんだろうと、時に思います。
<村上さんの回答>はっきり申し上げまして、あなたには女性というものがぜんぜんわかっていません。相手の女性が「私のどこが好きなのか100言ってみて」と言うのなら、「そんな甘いこと言ってるトシじゃないだろうが」と思っても、「よしきた!」と101並べるのが男です(少なくとも、僕ならそうします)。女性はいくつになっても女性であって、トシなんか関係ありません。勉強してください。ほんとですよ。
<まるちょうの考察>私は質問者の男性の心情はよく理解できる。「好きなところを100言う」というのは、並大抵ではない。女性って、たまに無茶苦茶なことを宣う。こんなの、ほとんど拷問に等しい。村上さんの回答はとてもスマートだけど、はっきり言ってあまり現実的でないと思う。
ただ「よくわからない」と言っちゃうと、やはり女性としてはガッカリだよね。少しでも相手のことを考えて「呻吟してみせる」くらいの態度は示すべきなんだろう。で、結局女性の方は「好きなところを実際に100並べる」ことなんて、どっちゃでもいいんだろう。そうちゃうのん? 要するに、大好きな彼が自分のために四苦八苦して考えてくれる様子を見たいんだと思う。大体において「100」という突拍子もない数字が、それを表している。
村上さんが言いたいのも、その辺のことだと思う。「よしきた!」感が、女性は欲しいのです、たぶん。でもなかなか「よしきた!」感を出せる人って、少ないんじゃないかな? まるちょうは、そういうのは基本的に苦手。間違いなく、口ごもってしまう。「え~と、え~と・・」みたいな(T_T) 。でも、そういう時に女性を唸らせるような「ひとこと」を言えたらどんなに爽快か!「100も言うことない、これだけ言うといたるわ!」みたいな。まるでハンフリー・ボガードみたいに苦みばしった感じで(笑)。そうそう、こんな動画を載せておきます。カサブランカ・ダンディーという懐かしいうた。
あんたの時代はよかった
男がピカピカの 気障でいられた
以上「村上さんのQ&A」のコーナーでした。